年金記録問題の関係閣僚会議であいさつする福田首相(左から2人目)。左端は舛添厚労相=27日午前、首相官邸 年金記録紛失問題について、社会保険庁は27日午前の関係閣僚会議で、厚生年金の手書き台帳記録とオンライン記録が一致しない記録が1.4%あったとするサンプル調査の結果を発表した。原因の大半は入力ミスとみられるが、記録を改竄(かいざん)したケースが含まれている可能性もある。厚生年金は事業主の届け出に基づいて入力されるため、ほとんどミスは生じないとみられていたが、予想以上に多い数字。厚生年金の手書き台帳記録4億件にあてはめて機械的に試算すると、560万件に誤りがある計算だ。 調査結果を受けて、政府は手書き台帳の検索システム整備などの追加対応策を決めたが、全件照合については平成24年度以降に先送りした。 サンプル調査は、全国から抽出した1万9979件について実施。手書き台帳とオンライン記録に食い