遅ればせながら『進撃の巨人 ATTACK ON TITAN』をレンタルDVDで鑑賞。いわゆる前編の方。 いきなり言うがおもしろかった。 原作は三巻まで読んで飽きてしまったので、すっとんきょうなこと言うかもしれないが、まず、100年前にかつて巨人に襲われた村が、もう一度来るかもしれない巨人に備えて訓練をし続け、襲われても大丈夫なように壁で囲ってるという設定が、いつかくるいつかくると言われ続けている未曾有の災害(南海トラフ巨大地震的な)に対してのメタファーになってて興味深い。しかもその相手と戦争しかけなければならないというのもいわゆる「集団的自衛権」の問題とかぶり、軍艦島でロケしたり、あえて日本人っぽい名前のキャラクターを出すなど、今現在、日本が置かれてる状況を下敷きにしたのは大正解だし、さすがだなと思った。 そして暴れ回る巨人こそが主人公という潔い脚本が良い。 恐らく、今作に最も影響を与えた