要求分析 ソフトウェアを開発する時に一番最初にしなければならないことは,何を作りたいのかをはっきりさせることである.これを「要求分析」と言う. これは当たり前のように思えるが,多くの場合,これをしっかり考えずに「まず出来る所から手をつけよう」とプログラミングを始めてしまい,要求ではなく実現レベルで物を考えがちである. 「要求」と「実現方法」をはっきり分けて考えないと,もっと効率的で良い実現方法を考えようという気がなくなってしまい,以前のやり方の悪い点までわざわざ手をかけて真似することになってしまう.これでは時間も無駄になるし開発者の士気にも影響する.だから「要求」をきちんと考えそれについて最良の「実現方法」を考えるようにする.多くの場合,最良の実現方法が一番プログラムが楽に作れる.それは要求を一番素直に実現する方法だからである.ソフトの世界では「単純であることが最良の方法」なのだ.だ