長い事この業界で働いていると、たまに「現場に出たことがない」エンジニアと会うことがあります。Web、SI 問わずにこのような人は一定数存在するのですが、個人的にはエンジニアとして勿体ないことだな、と感じています。 私の場合、エンジニアとして嬉しさを感じた瞬間の一つに、ユーザーからお礼を言われる、というものがあります。一言お礼を言われるだけでも、そこに至るまでに味わった苦労が報われる気持ちになり、やってよかった、という充実感を感じることができます。同じ言葉でも、文章と会話では受ける印象が全く異なることも少なくありません。現場に出ない場合、他人の口からきくこともありますが、これはやはり直接言われたときに感じる気持ちが非常に大きいです。 またもう一点、勿体ないと思えることがあります。それは利用する人について、イメージしやすくなる点です。 私たちが作るシステムには、必ず利用する人の存在があります。