上川陽子法相は3日、閣議後の記者会見で、オウム真理教が起こした一連の事件の刑事裁判記録について、通常の保管期間満了後も「刑事参考記録」に指定し、期限を定めず永久保存するよう指示したことを明らかにした。松本智津夫元代表(麻原彰晃、執行時63)ら教団元幹部13人の死刑執行に関する行政文書も、同様に永久保存する。法務省によると、具体的な事件名を挙げて刑事参考記録の指定を公表するのは初めてという。上
岩手県滝沢市でアイドルグループAKB48のメンバーら3人が握手会中に切りつけられた事件で、傷害と銃刀法違反の罪に問われた無職梅田悟被告(24)=青森県十和田市=に対し、盛岡地裁は10日、懲役6年(求刑懲役7年)の判決を言い渡した。岡田健彦裁判長は「残忍で一歩間違えれば命さえ奪いかねない危険な犯行だ」と述べた。 判決によると、梅田被告は昨年5月25日午後4時55分ごろ、握手会場でメンバーの川栄(かわえい)李奈さん(19)と入山(いりやま)杏奈さん(19)、男性スタッフを、カッターナイフの替え刃を取り付けたノコギリで次々に切りつけ、重傷を負わせた。 弁護側は、被告は反省しているとして情状酌量を求めたが、岡田裁判長は「責任は重大で、無差別的な傷害事案の中でも非常に重い」と指摘。同じようなイベントが中止になったり、警備の強化を余儀なくされたりしたことに触れ、「社会的影響も軽視できない」と述べた。
東京・秋葉原で2008年6月、17人が死傷した無差別殺傷事件で、殺人や殺人未遂罪などに問われた元派遣社員・加藤智大(ともひろ)被告(28)の公判が25日、東京地裁であり、検察側は「史上まれに見る重大な犯罪で、社会的影響も大きく、命をもって罪を償わせるのが相当」として死刑を求刑した。 公判は、2月9日に弁護側が最終弁論を行い、結審。3月24日に判決が言い渡される。 公判では、加藤被告の犯行時の責任能力が争点となった。検察側は「精神障害は認められない」とした起訴前の精神鑑定の結果や公判での鑑定医の証言などから、「完全な責任能力があったことは明らか」と主張。一方、弁護側は、「心神喪失か心神耗弱だった疑いがあり、責任能力は限定的だった」として刑を軽くするよう訴えている。 起訴状によると、加藤被告は08年6月8日午後0時33分頃、歩行者天国となっていた交差点にトラックで突っ込み、5人をはねた後、ダガ
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