毎年1月1日は1年の最初の日(元日)であると同時に、著作権制度にとって最も重要な意味を持つ“パブリックドメイン・デー”(Public Domain Day)でもあります。日本や中国、ベトナム、マレーシア、タイ、カナダ、ニュージーランドなどの国々では毎年、50年前に亡くなった自国の先人が遺した作品が保護期間満了となりこの日に開放されます。 日本が世界に誇る電子図書館『青空文庫』([リンク])では昨年まで毎年1月1日の午前0時を迎えると同時に富田倫生さんがサイトを更新してパブリックドメインになったばかりの作品を公開していましたが、その富田さんが昨年8月に亡くなり新体制で最初のパブリックドメイン・デーを迎えました。「2014年1月1日からパブリック・ドメインとなり、青空文庫に加わりました。」として、いずれも1963年没の石原忍、井上貞治郎、小津安二郎、久保田万太郎、河野広道、佐佐木信綱、野村胡堂