http://www.japanfocus.org/-Ishibashi-Katsuhiko/2495 石橋克彦 私は中越地方新潟県の柏崎が大きな地震に見舞われる危険、そして原発全般の基本的な脆弱性について警告してきました。 (2007年)7月16日のマグニチュード6.8の地震は東電が運営する柏崎刈羽原発に相当な損傷を与えたことによって私の憂いは現実のものとなりました。 過去40年に渡って日本が原発を建造してきた間、幸か不幸か日本の地震活動は比較的落ち着いていました。大きな震災に見舞われた原発は一基もありませんでした。政府は、電力産業企業や大学研究者のコミュニティと共に、大震災がもたらす潜在的なリスクを過小評価する習慣を育ててしまいました。 しかし1995年に神戸を破壊した阪神大震災が起こってからは、日本列島全体の地震活動が活性化しました。 過去2年間(2005〜2007)において、大きな