マツタケやトリュフなど食用の「菌根性キノコ」の研究者らが集う国際大会が20〜25日、諏訪市を中心に開かれる。国内開催は初。国立研究開発法人の森林研究・整備機構森林総合研究所(茨城県つくば市)や信州大、県などでつくる実行委員会の主催。県林務部は「信州のキノコ文化を国内外に発信し、一層の生産振興や技術継承につなげたい」としている。 キノコ類は生きた樹木の根と共生する「菌根性」と、倒木や落ち葉などを栄養源とするシイタケやナメコなどの「腐生性」に大別される。 大会は1998年にスウェーデンで始まり10回目。長野県の2018年のマツタケ生産量が42・1トンと全国1位であることなどから開催地となった。 20日はキノコ生産者ら一般を対象にした催しを諏訪市文化センターで開く。キノコについての講演会や世界のキノコ事情に関するドキュメンタリー映画の上映、県産キノコ料理の試食会などがある。誰でも参加でき入場無料