熊本、大分などに大きな被害をもたらした地震の影響で16日は中止になったプロ野球のソフトバンク-楽天の試合が、17日は予定通り福岡市のヤフオクドームで開催された。3万3000人を超える観客が詰め掛け、スタンドに「がんばろう熊本 九州はひとつ」の横断幕も掲げられた。 試合前に両軍の選手会長ら計12選手が募金活動を行った。ソフトバンクの主将で大分県出身の内川聖一選手は「被災地の方に野球で元気を届けたいという部分とは、また違うところで何かできるんじゃないかと考えた」と話した。 東日本大震災で仙台市の自宅が被災したという楽天ファンの会社員、及川純さん(39)は「球場やテレビでプロ野球を見ることが(気持ちの)はけ口になる人がたくさんいる。試合があればファンだって何かしら貢献できることがある」と開催を支持した。 試合はソフトバンクの吉村裕基選手が9回に同点3ラン、延長12回にサヨナラ2ランを放ち、9-7