小林源文。戦争を題材にしたマンガの第一人者です。ただご本人は自作をマンガとは呼称してほしくないようですが。まさにワンアンドオンリーで、現在は類似のマンガを書くひとがほとんどいませんから、孤高と言ってもいいかもしれません。 いわゆる日本マンガの本流とは別のタイプのマンガです。軍事オタクが軍事オタク向けに描いていて、兵器や用語はマニアじゃないわたしにはわかりませんが、きっとムチャ正確なのに違いありません。 しかも描いてる媒体が「ホビージャパン」とか「コンバットマガジン」とか特殊なので、ふつうのマンガ好きの目にも触れにくいかもしれません。 でもこれは一般性がちょっとあるかも。 ●小林源文『Cat Shit One』1巻~3巻(1998年~2002年ソフトバンククリエイティブ、各950円+税、amazon、bk1) ●小林源文『Cat Shit One』0巻(2005年ソフトバンククリエイティブ、