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  • エジプト古代神殿から釈迦像出土 インドと交易の印

    ローマ帝国時代のエジプトの港湾都市ベレニケで発掘された釈迦像。エジプト観光・考古省提供(撮影日不明、2023年4月27日公開)。(c)AFP PHOTO / HO / EGYPTIAN MINISTRY OF ANTIQUITIES 【4月28日 AFP】エジプトの観光・考古省は26日、紅海(Red Sea)に面する古代の港湾都市ベレニケ(Berenice)で釈迦(しゃか)像が見つかったと発表した。インドとローマ帝国時代のエジプトの交易活動を知る手掛かりになるとみられている。 像はローマ帝国時代のもので、ポーランドと米国のチームが「ベレニケの古代神殿の発掘調査中に見つけた」という。 エジプト考古最高評議会(Egyptian Supreme Council of Antiquities)のムスタファ・ワジリ(Mostafa al-Waziri)事務局長は、今回の発見について「ローマ帝国時代の

    エジプト古代神殿から釈迦像出土 インドと交易の印
  • 櫟陽城遺跡で二つの大型宮殿遺構を発掘 陝西省

    【2月18日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)西安市(Xi’an)閻良区にある櫟陽(れきよう)城遺跡で新たな考古学発見が報告された。戦国~秦漢時代の二つの大型宮殿建築遺構を発掘し、大量の建築部材が出土した。 遺跡は同区新興街道と武屯街道に位置する。文献の記載によると、櫟陽は秦が咸陽に遷都する前の都城で、30年余りにわたり国の中枢を担った。秦の天下統一の礎を築いた政治改革「商鞅(しょう・おう)の変法」もこの地で行われた。 同遺跡で最初の城郭遺跡(1号古城)が発見されたのは1980年代。2012年には、中国社会科学院考古研究所と西安市文物保護考古研究院が合同で設立した阿房宮・上林苑発掘チームが2号、3号古城を発見し、さらに3号古城が戦国時代中期~前漢前期の櫟陽城であることを確認した。大規模な発掘調査はその後も年々実施され、22年には3号古城の3号、11号建築の発掘が行われた

    櫟陽城遺跡で二つの大型宮殿遺構を発掘 陝西省
    shig-i
    shig-i 2023/02/19
    商鞅(しょう・おう)の変法」もこの地で
  • 河泊所遺跡で簡牘と封泥が大量出土 前漢の雲南統治の実証に

    この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【10月5日 Xinhua News】中国の前漢時代に現在の雲南省(Yunnan)に存在した滇(てん)国の考古学調査で大きな進展があった。同省の河泊所遺跡で昨年以降に大量出土した漢代の封泥(ふうでい、書物の封印に用いた粘土)や簡牘(かんどく、文字を記した竹札と木札の総称)により、前漢の朝廷が雲南に統治権を行使していたことが実証された。 中国国家文物局が9月28日に開いた「考古中国」重大プロジェクト記者会見で、雲南省文物考古研究所が同遺跡の最新調査成果を発表した。 河泊所遺跡は同省昆明市(Kunming)晋寧区上蒜鎮(Shangsuan)河泊所村の付近にあり、滇国文化の中心的居住エリアとされる。遺跡の北東約1キロには、かつて「滇王金印」が出土した石寨

    河泊所遺跡で簡牘と封泥が大量出土 前漢の雲南統治の実証に
  • 三星堆遺跡で過去最大の神獣が出土 中国・四川省

    【8月28日 CGTN Japanese中国南西部の四川省にある三星堆(さんせいたい)遺跡(紀元前1600~紀元前1046年)の8号坑で、新たな青銅器「大型立人神獣」が出土しました。 この神獣は長さと高さがいずれも1メートルほどで、これまで三星堆から出土した動物型青銅器のうち最も大きいということです。犬をほうふつとさせる奇妙な姿をしていて、長い耳と大きな口を持っています。背中には一人の人間が真っすぐに立っていて、典型的な「三星堆の仮面」をつけているような姿となっています。 紹介によりますと、三星堆で1986年の1回目の発掘から現在までに出土した神獣は高さ20~30センチの小柄のものがほとんどで、1メートルのサイズの神獣が出土するのは非常に珍しいということです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News

    三星堆遺跡で過去最大の神獣が出土 中国・四川省
  • ブルース・ウィリスさん、引退発表 失語症と診断

    米俳優ブルース・ウィリスさん(2019年10月11日撮影、資料写真)。(c)Angela Weiss / AFP 【3月31日 AFP】「ダイ・ハード(Die Hard)」シリーズなどのアクション映画で知られる米俳優ブルース・ウィリス(Bruce Willis)さん(67)が、失語症と診断され、俳優業を引退することになった。家族が30日、発表した。 家族はインスタグラム(Instagram)への投稿で、「ブルースは以前から健康上の問題を抱えており、最近、認知能力に影響する失語症と診断された。その結果、熟考の末、ブルースは自身にとってとても大切なキャリアを離れることにした」と説明している。 投稿は、ウィリスさんの現在のエマ・ヘミング(Emma Heming Willis)さんのほか、元で女優のデミ・ムーア(Demi Moore)さんや5人の子どもの連名で行われた。 米メイヨー・クリニック

    ブルース・ウィリスさん、引退発表 失語症と診断
    shig-i
    shig-i 2022/03/31
  • オランダ、南ア発航空便の乗客61人コロナ陽性と発表

    オランダ・アムステルダムのスキポール空港(2021年10月29日撮影、資料写真)。(c)ARTHUR VAN DER KOOIJ / ANP / AFP 【11月27日 AFP】(更新)オランダの保健当局は27日、南アフリカ発の航空便2便の乗客のうち61人が新型コロナウイルスの検査で陽性だったと発表した。新たな変異株「オミクロン株」に感染しているのかどうか調査が進められている。 当局によると、検査の結果、乗客61人の陽性が判明し、531人は陰性だった。陽性者はアムステルダムのスキポール空港(Schiphol Airport)近くのホテルに隔離されている。 当局は陽性の検査結果について、「懸念されているオミクロン株に関係するものかどうか、早急に調査を行う」としている。 陰性であっても、当局はオランダ国内の居住者には自宅待機を求めている。(c)AFP

    オランダ、南ア発航空便の乗客61人コロナ陽性と発表
  • 成都で新たな考古学的発見 古蜀文明の空白埋める可能性

    【8月27日 Xinhua News】(写真追加)中国四川省(Sichuan)の成都文物考古研究院は25日、成都市(Chengdu)郫都(ひと)区で周代の犀園(さいえん)村遺跡を発見したと発表した。同遺跡は、三星堆(Sanxingdu)遺跡や金沙遺跡に代表される初期蜀文化が、後期蜀文化へ移行する重要な過渡期に位置し、古蜀文明の重要な空白部分をさらに解き明かす可能性を秘めている。 発掘現場の責任者、熊譙喬(Xiong Qiaoqiao)氏によると、犀園村遺跡は2020年10月に発見され、21年3月から詳細な調査と発掘が行われている。成都平原では珍しい西周中・後期から春秋時代に切れ目なく発展した遺跡で、西周時代と春秋時代の墓80基余り、住居跡10カ所余り、灰坑60カ所余り、灰溝3、窯跡1カ所、かまど1カ所などが確認され、青銅器や玉石器、陶器などが大量に出土した。青銅器は主に剣や鐁(やりがんな

    成都で新たな考古学的発見 古蜀文明の空白埋める可能性
  • 甘粛簡牘博物館に収蔵された簡牘に迫る

    【5月23日 Xinhua News】中国北西部に位置する甘粛省(Gansu)は、木や竹の札に文字を記した「簡牘(かんどく)」が多く出土することで知られ、中でも漢代の簡牘「漢簡」は国内で出土した80%以上を同省の出土品が占めている。同省敦煌市(Dunhuang)で漢簡が発見されて以来、敦煌や居延、武威、天水、甘谷などで相次いで、秦、漢、晋、唐、西夏の五つの時代のものを含んだ簡牘が延べ40回余り出土しており、これまでに出土した簡牘4万枚余りと、それらと一緒に出土した遺物1万点余りが同省蘭州市(Lanzhou)の甘粛簡牘博物館に収蔵されている。 簡牘は、紙が発明される以前の古代中国人にとって最も中心的な筆記媒体の一つであり、簡牘に記録された文献は2種類に大別される。一つは、古代の諸家の経典や著述、詩賦、兵学書、医学書および薬方書の写で、もう一つは、行政・律法、詔令、勅書、檄文(げきぶん)など

    甘粛簡牘博物館に収蔵された簡牘に迫る
  • 三星堆にまつわる幾多の謎、解明はどこまで進んだのか

    この写真にはショッキングな表現、または18歳以上の年齢制限の対象となる内容が含まれます。 ご覧になる場合にはご了承の上、クリックしてください。 【3月26日 Xinhua News】中国国家文物局が20日に発表した四川省(Sichuan)広漢市(Guanghan)の三星堆(さんせいたい、Sanxingdui)遺跡での新発見は、人々の目を再びこの神秘の地へ向けた。 1986年に1号祭祀(さいし)坑と2号祭祀坑が相次ぎ発見されて以来、三星堆に関する議論はやむことがない。祭祀坑から出土した大量の神秘的な文化財は、さらに人々の臆測を呼んだ。三星堆に関する伝説は多々あり、中には荒唐無稽と思われるものもあるが、ひとまず専門家の意見を聞いてみよう。 ▽伝説その一:三星堆は異星人の文明なのか 巨大な耳、前方に大きく突き出た目、耳のつけ根まである大きな口…。ネットユーザーの中には、三星堆が異星人の文明であり

    三星堆にまつわる幾多の謎、解明はどこまで進んだのか
  • 仏ルーブル美術館、全所蔵品約50万点をオンライン無料公開へ

    【3月27日 AFP】仏パリのルーブル美術館(Louvre Museum)は26日、同館の全所蔵品約50万点の画像や情報を無料でオンライン公開すると発表した。 世界で最も訪問者が多いルーブル美術館は、オンラインサイトを大幅にリニューアルし、その一環として同館のサイト(collections.louvre.fr)上でデータベースを作成し、48万2000点の作品を登録。このうち4分の3以上の作品に関しては、すでに画像と情報が表示されるようになっている。 ルーブル美術館では、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で休館が続く中、メインウェブサイト(louvre.fr)のアクセス数が急増しており、同サイトも刷新されている。 新しいデータベースには、館内で一般公開されている作品に加え、保管中のものも含まれている。(c)AFP

    仏ルーブル美術館、全所蔵品約50万点をオンライン無料公開へ
  • 唐代の墓葬壁画に垣間見る当時の生活 陝西省

    2基の唐代墓の一つ、康善達墓の墓室に描かれた壁画(2020年12月15日撮影)。(c)Xinhua News 【1月12日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)考古研究院は8日、同省西咸新区空港新城底張街道布里村の北で昨年12月に発見された唐代の墓2基に関する情報を公開した。2基はいずれも整った形状で出土し、年代も明確だった。墓内では保存状態の良い壁画も見つかった。 同研究院の李明(Li Ming)研究員は2基の墓について、いずれも五つの天窓を持ち、1基は単室磚券墓(せんけんぼ、アーチ構造のれんが造りの墓)、もう1基は土洞墓(どどうぼ)だと説明した。 李氏によると、単室磚券墓の壁画は、墓道東西の壁に描かれた胡人訓馬図と胡人牽駝図が最も躍動感に満ちていた。人と動物は生き生きと描かれ、筆遣いも滑らかで、特に正面の駿馬と裏側の猟犬は、唐墓の壁画でも珍しい題材だという。墓誌によると

    唐代の墓葬壁画に垣間見る当時の生活 陝西省
  • 唐九成宮遺跡で出土の宮殿遺構、皇帝の寝殿か 陝西省

    【1月5日 Xinhua News】中国陝西省(Shaanxi)宝鶏市(Baoji)麟遊県(Linyou)はこのほど、同県にある隋仁寿宮・唐九成宮遺跡4号殿の発掘調査で、隋唐時代の宮殿建築の基礎遺構と石製香炉や銀製かんざし、鍍金乳鋲(めっきちびょう)などの遺物500点余りが出土したと発表した。専門家は、唐の高宗と武則天(則天武后)の寝殿ではないかとみている。 隋仁寿宮・唐九成宮は、隋唐二代にわたり使用された夏の離宮で、現在の陝西省麟遊県の市街地に位置する。隋の開皇13(593)年に造営され、当初は仁寿宮と呼ばれたが、数度の修繕と改名を経て、九成宮の名が現在まで用いられている。 発掘調査を指揮した李春林(Li Chunlin)氏によると、4号殿の基礎部分は隋代と唐代で明確に分かれており、唐代部分は隋代部分の上に築かれていた。隋代の宮殿基礎は主に散水(犬走り)と基台、台壁、内側の版築部分からな

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  • 動画:遺跡を木の根から守れ 命がけの仕事続ける庭師ら カンボジア

    【1月2日 AFP】カンボジア北部シエムレアプ(Siem Reap)州のアンコールワット遺跡(Angkor Wat)で、チュウン・トゥリー(Chhoeurm Try)さん(50)は高い尖塔(せんとう)に立てかけたはしごを慎重に上がり、木の枝が建造物を傷めることのないように、それらを切り落とした。 砂岩の割れ目から伸びる若木が茂り、この国で最も貴重な遺産を傷つけることがないように、チュウン・トゥリーさんは庭師による対策チームの一員として活動している。 20年間、アンコールワット遺跡の中央の尖塔にはだしで登るという危険な行為を続けてきた。尖塔の高さは65メートルもある。 地上に戻ったチュウン・トゥリーさんはAFPに、「一つ間違えれば、命はない」と語り、「若木が成長すると、根を深くまで張るので、石がバラバラになる原因になる」と説明した。 アンコール遺跡公園(Angkor Archaeologic

    動画:遺跡を木の根から守れ 命がけの仕事続ける庭師ら カンボジア
  • ダース・ベイダー俳優、デヴィッド・プラウズさん死去 85歳

    映画「スター・ウォーズ」シリーズのダース・ベイダーのコスプレをするファンと並ぶ英俳優のデヴィッド・プラウズさん。仏キュセにて(2013年4月27日撮影)。(c)THIERRY ZOCCOLAN / AFP 【11月29日 AFP】(更新、写真追加)映画「スター・ウォーズ(Star Wars)」シリーズでダース・ベイダー(Darth Vader)を演じた英俳優デヴィッド・プラウズ(David Prowse)さんが28日、死去した。85歳。 プラウズさんのエージェントが29日、明らかにした。エージェントは英BBCに対し、「常にフォースと共にあらんことを!」とのコメントを寄せた。 ボディービルダーから俳優に転身したプラウズさんは、約2メートルの長身だったこともあってスター・ウォーズオリジナル3部作でダース・ベイダーの役をつかみ取った。 ダース・ベイダーの声は別の俳優が演じたものの、プラウズさんは

    ダース・ベイダー俳優、デヴィッド・プラウズさん死去 85歳
  • 動画:春秋戦国~秦漢時代の大規模祭祀遺跡見つかる 陝西省宝鶏市

    【11月7日 Xinhua News】中国国家博物館、陜西考古研究院などからなる合同考古発掘チームはこのほど、陝西省(Shaanxi)宝鶏市(Baoji)で春秋戦国~秦漢時代の祭祀(さいし)遺跡を発見した。 考古学者らは遺跡の規模と出土器物から、同遺跡が歴史書に記された中国の帝王が五天帝のうち春をつかさどる青帝を祭った祭場「密畤(みつじ)」の跡だと推定。春秋時代の秦の宣公の時代から前漢中~後期までの約600年間使用されていたとし、秦漢時代の国家祭祀儀式の盛大さがうかがえるとの見方を示した。 遺跡は同市陳倉区潘渓鎮下站(かたん)村にあり、総面積は約23万平方メートル。秦嶺山脈北麓の渭河(いが)の南岸に形成された沖積段丘に位置する。(c)Xinhua News/AFPBB News

    動画:春秋戦国~秦漢時代の大規模祭祀遺跡見つかる 陝西省宝鶏市
  • 江口に沈んだ伝説の財宝発掘、「蜀王太子の金印」発見 中国・四川省

    【5月3日 CNS】中国・四川省(Sichuan)眉山市(Meishan)彭山区(Pengshan)江口鎮(Jiangkou)にある「彭山江口明末古戦場遺跡」の第三期発掘成果発表会が、先月29日に開催された。3か月余りの発掘期間で、2000点の重要文化財を含む1万点以上の文物が発見されたという。 最も重要な発見は、重さ8キログラムで金含有量95%の金印「蜀世子宝(蜀王の太子の宝)」だ。王の世継ぎである太子が使う金印が発見されたのは中国で初めてとなる。 発掘プロジェクトの責任者・四川省文物考古研究院科技考古センターの劉志岩(Liu Zhiyan)主任によると、金印は1辺10センチメートル、厚さ3センチメートルの方形の印台と、ひもを通す穴が開いた亀形の飾り持ち手があり、印面には「蜀世子宝」の4文字が鋳込まれている。 印台の「蜀」の字から、金印がもとは明朝時代の蜀(しょく、四川省地域を指す旧名)

    江口に沈んだ伝説の財宝発掘、「蜀王太子の金印」発見 中国・四川省
    shig-i
    shig-i 2020/05/04
    “明軍の攻撃を受け沈没、財宝が川底に沈んだという「江口沈銀」の伝説が実証”
  • 「辛店遺跡」の鋳銅遺構、商代末期では発掘史上最大規模に 中国・河南省

    【4月13日 Xinhua News】中国河南省(Henan)安陽市(Anyang)の辛店遺跡では、これまでの発掘調査で4000平方メートルの範囲から青銅の溶解、鋳造、研磨加工が一体となった鋳銅工房跡が複数見つかった。商(殷)代(紀元前17世紀~同11世紀)末期の大型青銅礼器や鋳銅用の型枠、原型も出土したことから、これまでに発見された商代末期の鋳銅遺構の中で最大の面積を持つことが考古学的に証明された。 同遺構は2016年に発見された。同年の河南省の五大考古学新発見にも選ばれている。現在は安陽市文物考古研究所が18年から第2次発掘調査を実施している。 同市文物局の孔徳銘(Kong Deming)副局長は「遺跡の総面積は約100万平方メートル。調査では商代末期の鋳銅関連遺構が全体の半分以上を占めることが分かった。陶製の型枠や芯、原型および溶鉱炉の壁の破片など約1万2千点も出土している」と説明し

    「辛店遺跡」の鋳銅遺構、商代末期では発掘史上最大規模に 中国・河南省
  • 唐代の排水溝遺跡が示す、当時の環境衛生管理 中国・西安市

    大唐西市博物館に展示されている西市の石橋や道路のわだち、用水路の遺跡(資料写真、撮影日不明)。(c)Xinhua News 【3月14日 Xinhua News】中国・陝西省(Shaanxi)西安市(Xi'an)の大唐西市博物館には、唐代の排水溝遺跡が展示されており、当時の公衆衛生設備を再現している。 唐代の長安城は、最盛期には約100万の人口を抱えていたが、当時の生活排水はどうやって排出されていたのか。 1950年代以降、唐代の長安城で最大の国際貿易市場だった西市の遺跡に対し、3回の発掘調査が行われ、考古学者によって通りの路面や溝渠(用水路)の一部が姿を現した。 同博物館の李微微解説員は、唐王朝はそれまでの王朝の感染予防・治療法を総括し、上は政府による統一的な予防・抑制から、下は民衆による科学的な防護まで、比較的完全なシステムを形成したと説明。西市遺跡の発掘調査で見つかった排水溝遺跡が、

    唐代の排水溝遺跡が示す、当時の環境衛生管理 中国・西安市
  • 蘇東坡の旧居跡から宋代以降の遺構 500点以上の遺物が出土 四川省

    蘇東坡旧居跡の宋代以降の遺構から出土した陶俑(2019年11月27日撮影)。(c)Xinhua News 【12月17日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)眉山市(Meishan)の三蘇祠(さんそし)博物館は6日、館内の建物の一つ、式蘇軒文物庫房でこのほど行われた改築工事で宋代以降の遺構が見つかり、約3カ月間の緊急発掘調査の結果、500点以上の遺物が出土したと明らかにした。 「三蘇」とは、北宋(960~1127年)時代に活躍した文人、蘇洵(Su Xun)とその息子、蘇軾(Su Shi)、蘇轍(Su Zhe)兄弟を指す。いずれも唐から宋の著名な詩文家「唐宋八大家」の一人に数えられており、中でも蘇軾は蘇東坡(Su Dongpo)とも呼ばれ、日でも広く知られている。 眉山は古く眉州と呼ばれ、蘇氏父子の故郷として知られる。同地には父子にまつわる遺跡も多く、特に蘇東坡に関係する大

    蘇東坡の旧居跡から宋代以降の遺構 500点以上の遺物が出土 四川省
  • 成都の東華門遺跡、唐代の御苑「摩訶池」の調査進む 四川省

    【7月26日 Xinhua News】中国四川省(Sichuan)成都市(Chengdu)で22日、成都都市考古学研究会が開かれ、市の中心部で近年調査が進む東華門遺跡のこれまでの発掘成果や最新の調査状況が紹介された。 遺跡では、秦代から魏晋南北朝時代の「成都大城」居住区、隋・唐時代から宋代の「摩訶(まか)池」池苑園林区、明代の「蜀王府」宮殿建築群など戦国時代から明代にかけての遺構が多数見つかっている。 東華門遺跡の考古発掘チームの責任者、易立(Yi Li)氏は、成都市文物考古作業チームが2013年から2019年にかけて同遺跡の発掘調査を行い、青羊区の東華門街から体育センターに至る広いエリアで都市遺構を発見したと説明した。 摩訶池は、隋代(6世紀末~7世紀初め)に建設が始まり、約600年後の宋代に至るまで整備が続けられた。唐代には皇室所有の「皇家園林」とされ、詩人の杜甫(Du Fu)も訪れた

    成都の東華門遺跡、唐代の御苑「摩訶池」の調査進む 四川省