【読売新聞】 科学技術や産業技術を普及・啓発してきた「科学技術館」(東京・北の丸公園)を運営する日本科学技術振興財団が、同館を建て替える方針を決めたことがわかった。工事の時期は今後調整し、新しい館は2035年度の開業を目指す。 19
2022年2月24日、国際博物館会議(ICOM)が、ロシアによるウクライナへの侵攻に関する声明を発表しました。 声明の中では、今回の侵攻を非難するとともに、特に文化遺産や博物館職員が直面する脅威・リスクについての懸念を示し、両国が「武力紛争時の文化財の保護に関する条約」(1954年ハーグ条約)の締約国として、遺産保護のための国際的な法的義務を遵守することを期待すると述べています。 また、迅速な停戦、即時の調停、博物館職員の安全と文化遺産保護の取組を求めており、緊急時に参考になるオンラインツールの紹介、地域の博物館の建物やコレクション保護への支援の呼び掛け、非常時に乗じた文化遺産の密輸に対する注意喚起等が行われています。 Statement concerning the Russian invasion into Ukraine(ICOM, 2022/2/24) https://icom.m
豊島区立郷土資料館常設展図録 豊島区立郷土資料館編 豊島区教育委員会, 1984.6 タイトル読み トシマクリツ キョウド シリョウカン ジョウセツテン ズロク
東博のデュシャン展に行ってきた。デュシャンと言えば20世紀前半に登場した芸術家で,やりたい放題やった人という印象であるが,その大規模な回顧展である。主要な作品は概ね出展されており,実際に彼の画業が一通り追える展示構成になっていて,作品制作よりはチェスに打ち込んでプロプレイヤーになっていた時期(ローズ・セラヴィという別人格を作っていた時期)も含まれている。 1887年生まれのデュシャンであるが,最初はとりあえず伝統絵画の勉強から初めてキュビスムに一旦はまっている。展示されていたキュビスムの作品は名前を伏せられたらまず間違いなくブラックの作品と勘違いするような見事なもので,若かりし頃の彼の勉強の様子がうかがえた。10年ほど年下のマグリットや,さらに10年ほど年下のポロックも全く同じコースをたどっていて,若い頃の作品を見るとそれぞれフォーヴィスムやキュビスムの作品がある。そこから独自の芸術を切り
技術記事書こうとしてたのですが事務局に止められたので(会員限定の会合ということもあるので)非技術記事です。 10/21: パリ きみはいま!カロスちほう への だいいっぽを ふみだした! 午前4時40分着予定の便が40分ほど早着して、午前4時30分には空港を脱出していました。 早朝のパリには人がほとんどいません。 ポンヌフ。学問四文字で見た。 ルーブル美術館。学問四文字で見た。さすがに早朝過ぎて人がいないので異様な光景だった。 テュイルリー広場。なんかモダンアートの展示がたくさんあった。 グラン・パレでモダンアートのフェスティバルみたいなのをやってた影響っぽい。 タップすると青か白か赤のマナが出そうな伝説の土地 - 門。 グラン・パレの一部にある「発見の殿堂」という科学博物館。科学博物館にありがちな博物学路線ではなく、基礎科学にかなり軸足を置いた「硬派な」展示が多い。数学と情報科学の常設展
附属図書館と博物館(風樹館)では、宜野座村教育委員会との共催により企画展「琉球大学資料にみる 宜野座村の自然とくらし」を開催します。本企画展では、通常一般公開をしていない附属図書館所蔵の貴重資料や写真資料パネル、博物館(風樹館)所蔵の標本、などを展示します。この機会に是非ご覧ください。 ●展示会情報 展示会名:平成30年度琉球大学附属図書館・琉球大学博物館(風樹館)企画展 「琉球大学資料にみる 宜野座村の自然とくらし」 場所:宜野座村立博物館 期間:平成30年10月27日(土)~11月30日(金) ※月曜・祝日は休館日 時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで) ※入場無料 また、期間中下記のイベントも開催いたします。 ■ギャラリートーク(展示説明会) 講 師:琉球大学職員 日 時:10月27日(土) 午前11時~11時30分 場 所:宜野座村立博物館 ※申し込み不要 ■講演会
サントリー美術館の清朝ガラス展に行ってきた。中国というと陶磁器のイメージが強く,しかもそのイメージは概ね間違っていない。ガラスの発見自体は諸説あるものの,春秋時代末期から戦国時代のこと(ちなみにこの時のガラスは鉛ガラスと言って,透明度は高いが量産しづらいもの)。しかし,その後はどうも関心が向かなかったようで,明代くらいまで大した技術進化が無く,量産もされなかった。今回の展示でも,その最初期の春秋戦国時代〜後漢頃のガラス製品が何点か展示されていたが,技術的進化がなさすぎるのか,その後の三国〜明代のガラスは一切展示が無かった。そして時代が清初に飛ぶ。 しかし,清初にイエズス会士がソーダ石灰ガラス(アルカリ石灰ガラス)の技法を伝えると,時の皇帝康熙帝が紫禁城内に官営のガラス工房を作らせ,やっと中国のガラス工芸が開花することになった。ただし,おそらく西欧側の技術も発展途上だったのであろう,この時の
三重県立図書館が、2018年7月15日に、三重県総合博物館との連携セミナー「実践!大人も楽しむ虫の調べ方講座」を同博物館において開催すると発表しました。 講師は同博物館の昆虫担当学芸員が務め、セミナーは、実習室における図鑑の使い方などに関する講座「すばらしき虫図鑑の世界」及び、ミュージアムフィールドでのワークショップ「虫を捕まえて、図鑑で調べてみよう!」で構成されます。雨天の場合は博物館の標本を触りながら図鑑を使って調べるワークショップが行われます。 図書館や博物館を活用した、深い「調べ方」を知ってもらうことで、県民のより深く、楽しい学びに繋げることが目的です。 定員は30人で、参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です(申込多数の場合抽選)。また、虫取り網、虫かご、帽子、飲み物の持参が必要です。 図書館×博物館 初の連携セミナー「実践!大人も楽しむ虫の調べ方講座」を開催します(三重県,
新神戸駅から徒歩3分の場所にある、竹中大工道具館に行ってきました。 日本で唯一の大工道具博物館だそうです。 大工道具の歴史や棟梁の仕事についての展示や、原寸大の建築模型もあり 決して広くはない博物館ですが、時間を忘れて長居してしまうほど。 中でもスケルトン茶室(壁を塗りこめる前の状態で、構造が丸見え)は、 細部にいたるまで丁寧に組まれた部材を見ることができ、 手仕事の緻密さに目がくぎづけです。 大工道具の歴史についての展示コーナーでは、 名工大図書館で所蔵する「大工雛形」の複製展示がありました。 「大工雛形」は様々な種類が存在するので、名工大所蔵分とは 別の雛形を見ることができました。 過去ブログ参照: ボランティアの方の館内ガイドは、展示についての興味深いあれこれを、 惜しみなくお話しいただけるので、ぜひ参加してほしいイベントのひとつです。 他にも「ちょこっと木工」など気になるワークショ
掲載日:2018.02.16 大学共同利用機関法人人間文化研究機構国立民族学博物館と国立大学法人山形大学は学術交流・協力に関する協定を締結し、平成30年(2018年)2月16日に協定締結式を行いました。 日本の文化人類学分野(アンデス研究)を先導する国立民族学博物館では、アンデス文明の形成過程解明を目指した研究を推進中。また山形大学ではナスカ文化の研究調査および保存活動に精力を注いでいます。アンデス文明全体の流れを追い求める点で相互に研究の補完しながら、今回の協定に基づいて、文化遺産の保存や活用などをテーマに文化人類学的研究を推進していきます。 学術交流内容 研究活動に関すること 教育活動に関すること(特に考古学情報アーカイブ化) 研究成果発表に関すること(特に国際共同シンポジウム及び出版) 研究交流及び人材交流に関すること 施設・設備の相互利用に関すること その他本協定の目的のために双方
東博のアラビアの道展に行ってきた。驚きの常設展チケットで入場できる=実質無料の企画展である。しかも全館写真撮り放題。総展示数424展で展示替え一切無し。さらに入り口の外にベドウィンのテントが張られ,テントに行くとアラビアコーヒーとデーツ(ナツメヤシ)のもてなしを受けられる(もちろんこれも無料,ただし先着順で完売有)。オイルマネーだ…… 展覧会名はダブルミーニングで,古来通商路となってきたアラビア半島という意味と,サウジアラビア建国に至る歴史という意味が重ねられている。もっとも,展示の9割は前者で,後者はおまけという様子であった。とはいえサウジの政治観が全面に出たキャプションにはなっていて,たとえば中東地図の地名も,よくみるとペルシア湾ではなくてアラビア湾になっている。私以外の人はさして気にしていなかったけども。 展示は先史から始まっていて,とはいえ石器の類はどこも同じではある。ただし,新石
東博の仁和寺と御室派展に行ってきた。仁和寺と言われても徒然草のドジなお坊さんしか思いつかないという人,安心してほしい。私も今回の展覧会にあわせて調べるまでは似たようなレベルであった。仁和寺は宇多天皇が9世紀末に創建し,退位後に出家して宇多法皇となった際に居住していた寺院である。「仁和」は創建当時の元号。宗派は真言宗になり,完全な密教系。「御室派」の名は歴代の天皇の帰依を受け,歴代門跡(法主)も皇室出身者(親王・法親王)が受け継いできたという歴史があるため(幕末に皇室出身者以外に変わる)。同じような立ち位置の寺院としては同じく真言宗の大覚寺があるが,こちらの方が「大覚寺統」のおかげで有名であろう。なお,立地は龍安寺のすぐそこ,桜の名所だそうだ(が,京都に桜の名所は無数にあるので……)。 仁和寺はそうした事情から皇室縁の寺宝が多く,応仁の乱で建物はほぼ全焼しているが,寺宝は避難させていたため,
【ネクストゴール700万円へのご支援のお礼】 この度、多くの皆様のとても厚いご支援を賜りまして、クラウドファンディングを開始してから当初の目標金額であった350万円のみならず、ネクストゴール700万円を達成することができました。 これにより歴博の『正倉院文書複製製作プロジェクト』は大きく前進し、平成30年度における「続々修第12帙第8・9巻」の製作が可能となりました。ご支援くださいました皆様に深く感謝申し上げます。 ファーストゴールよりも短期日で達成できましたのは、テレビや新聞、雑誌に大きく取り上げていただきましたことはもとよりでございますが、私どものこの事業の意義や予算の危機的な状況を皆様に重く受け止めていただいたことが大きいと思います。 この『正倉院文書複製製作プロジェクト』事業は、今回で終わりではなく、今後数十年続いていきます。今後もより多くの皆様のご支援とご協力が不可欠です。 目標
・イバラキスタン政変(Togetter) → 茨城県なんて縁も縁もなかったのに,某人のせいでイバラキスタンネタを知ってしまい,タイトルで意味がわかってしまった時の謎の敗北感。次の大井川知事は中央アジアっぽくない顔であるし,これでネタも風化していくのだろうか。大井川知事が多選したら話は別だけど。なお,ここまでの歴代知事が3・4・5・6選と来てるから,大井川知事は7選する可能性が……? ・FgoCM原画集がコミケ後aniplexで通販開始になったけどこれいいの?ってはなし(Togetter) → これ突拍子もなさすぎて最初は何がアウトなのかよくわからなかったのだけど,「元は個人サークルの同人誌であることを明言しないまま,公式が商業販路に乗せた」ということなのね。それは完全にアウトですわ。 → まず本来は同人誌であるものを公式の商業作品と偽ったことになるから,(気にする人が少ないとしても)単純に
趣旨 本企画展示は、「色」をテーマとした館蔵資料展として企画しました。ここでは「色」という言葉を大きな意味でとらえ、赤,黄,青…などといった「いろ」にとどまらず、素材のもつ質感や微細な構造がかもす「つや」、そしてそれらの組み合わせがつくる「かたち」までを含めて考えることとしました。 特徴的な「いろ・つや・かたち」をもつ館蔵資料を取り上げ、歴史学・考古学・民俗学・自然科学の観点から展示・解説を行い、日本における色と人間とのかかわりについて考えます。権威あるいはおそれを象徴する存在としての色、職人らによって生み出される技芸としての色…「色」というキーワードから、館蔵資料のさまざまな見方を引き出してみたいと思います。 本展のみどころ 建造物彩色、染織工芸、浮世絵版画、漆工芸、考古遺物、隕鉄剣…歴博の多彩な館蔵資料を紹介し、その「いろ・つや・かたち」が示す人間の営みについて考える あなたがたはなぜ
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