安倍総理大臣は、東京都内で維新の党の最高顧問を務める大阪市の橋下市長と会談しており、橋下氏が、いわゆる「大阪都構想」の賛否を問うた先月の住民投票の経緯を説明しているほか、後半国会への対応についても意見が交わされているものとみられます。 安倍総理大臣は、これまで橋下氏とたびたび会談するなど良好な関係にあり、橋下氏が実現を目指したいわゆる「大阪都構想」についても、「二重行政の解消と住民自治の拡充を図ろうとするものであり、その目的は重要だ」と述べて、一定の理解を示していました。 14日の会談では、橋下氏が、「大阪都構想」の賛否を問うた先月の住民投票の経緯や、住民投票で反対多数となったことを受けて、次の市長選挙には立候補せず、政界を引退する意向を表明したことについて説明しているものとみられます。 また与党側と民主党などの間で、安全保障関連法案や労働者派遣法の改正案の取り扱いを巡る駆け引きが続くなか