ラジオのスタジオで番組を司るパーソナリティーの目の前にあるものと言えば、マイクやイヤホン、原稿用紙(放送台本)、そして、カフボックスです。そのカフボックスとはいったいどんなものなのでしょうか。普段はラジオを陰で支えている技術スタッフが、ラジオ番組のなかで解説しました。 ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ カフボックスは、カフやカフスイッチとも言い、しゃべり手が操作することで、自分のマイクのONとOFFを切り替えることができるものです。マイクの音量や音質は、コントロールルームでミキサーによって調整されますが、カフボックスはスタジオの中のパーソナリティーの手元にあり、パーソナリティー自身が操作を行います。 「カフ(cough)」は「咳」を意味する言葉で、しゃべり手が咳をしたいとき、また曲やCMが流れているときに、マイクに声が放送にのらないように、オフにすることができます。収録と違って、生放送の場合は後で編