大阪府堺市で女子大生が男に刺され死亡した事件で、男がベランダで女子大生を脅して飛び降りさせた疑いがあることが分かりました。 先月26日、堺市西区の路上で大学生の大田夏瑚さん(20)が上半身を複数回刺され死亡した事件で、警察は自称・大学生山本巧次郎容疑者(23)を現行犯逮捕し、殺人の疑いで捜査しています。 大田さんの死因は胸を複数カ所刺されたことによる失血死で、さらに肋骨や骨盤などが折れていました。 山本容疑者は「4階のベランダから大田さんが飛び降りた」と話していましたが、捜査関係者によるとその際に「包丁で脅した」と話していることが新たに分かりました。 また、警察のその後の調べで、ベランダからは血痕が見つかったということです。 大田さんの両足には複数の刺し傷があることから、警察は山本容疑者がベランダで大田さんの足などを刺して脅し飛び降りさせたとみて詳しく調べています。