三才ブックスの本を鳥取県が有害図書に指定したニュース。有害図書とは青少年の健全な育成に悪影響を及ぼすとされた書籍のことで、鳥取県は対象の3冊を指定。これはネット事業者にも適用されるため、Amazonが書籍の販売を停止し、入手しにくい事態になった。 【映像】“撤去要求”された『美とミソジニー』 また先月、別の本をめぐってもある出来事が。事の発端となったのは、イギリス人フェミニスト学者の著書『美とミソジニー』。「美容行為を、男性支配と女性の従属を促進させる『有害な文化習慣』としてとらえ、西洋中心的・男性中心的価値観を痛烈に批判する」内容となっているが、その一方で、トランスジェンダー女性の差別的な内容があるとも指摘されている。 この本が発売された後、ある大手書店が特集コーナーの一角に陳列した。すると、訪れた客の1人が書店員に対し「こんな差別的な本を売るべきじゃない。取り下げろ」と訴えた。書店員は