12日午後4時40分ごろ、青森県八戸市新井田西の路上で、「小学生の女の子が男に首を切られた」と家族から119番があった。女児ののど付近には長さ約10センチ、深さ最大約1センチの刃物によるものとみられる切り傷が1カ所あり、救急搬送された。意識はあり、全治3週間という。 県警は通り魔事件とみて逃げた男の行方を追っていたが、深夜、少年を殺人未遂容疑で緊急逮捕した。 県警によると、女児は小学校高学年で、1人で下校していた。「知らない男に切られた」と話している。切りつけた男は無言で背後から近づいてきて、徒歩で現場を離れたという。女児は自分で歩いて帰宅し、家族に伝えた。 女児の証言と一致する男の姿が付近の防犯カメラに映っており、やせ形の短髪に黒色のズボン、ウインドブレーカーのような白色の上着と運動靴姿で、リュックサックとカバンを持っていたという。 現場は八戸市中心市街地から南東に約2キロの住宅地。【江