組織のセキュリティオペレーションセンター(SOC)の82%が、最適な成熟度レベルに達しておらず、攻撃に対して脆弱な状態にあるとの調査結果を日本ヒューレット・パッカードが取りまとめた。 同調査は、同社が世界で稼働する140近くのSOCを対象に180以上の指標に基づいて評価したもの。具体的には、HPEが独自に設けた「セキュリティ運用の成熟度モデル」により、SOCを構成する人員、プロセス、テクノロジー、業務能力などについて評価した。 調査結果では、SOCの82%が同基準における最適な成熟度レベルを下回るものだったという。前年の85%から3ポイント改善したが、依然として8割を超える組織が、攻撃に対し脆弱な状態に置かれていると同社は結論付けている。 セキュリティ人材の不足が課題となっており、自動化がSOCにとって不可欠とする一方、高度な脅威は依然人間が調査する必要があり、完全な自動化は非現実であると