秋葉原にある会員制スペース「DMM.make AKIBA」は最近ワークショップに力を入れている。そこで手に入るのは削り出しで作るルーペやハンマー、Bluetooth対応の真空管アンプなど、一見難易度が高そうだけど、こだわりの逸品テイスト溢れるものばかりだ。そこで今回は、中でも最も難易度が高いワークショップの一つ「多面体スピーカー」に、中学生の時に工作で5段階中2を取ったことがあるくらい工作が苦手な筆者がトライしてみた。 多面体スピーカーとは何か 「今日はこれを作ってもらいます」と完成品を見せる講師の阿部潔さん。ソニーを定年退職後、技術顧問としてDMM.comに入社。DMM.make AKIBAの若いスタッフから、入居するスタートアップに至るまで多くのエンジニアを支えるマイスターだ。 今回作る多面体スピーカーは、12面体のうち9面にスピーカーを配置したもの。立体的な音の拡がりと、360度どこ