自民党の井上義行参院比例候補が街頭演説で、LGBTなど性的少数者を差別する発言をくり返しています。 井上氏は6月22日、自身の出陣式で「同性愛とかいろんなことで、どんどん『かわいそうだ』と言って、家族はできないで、家庭ができないで、子どもたちに本当に日本を引き継いでいけるんですか」「しっかりと家族を生み出す環境をつくっていかなきゃいけない」などと発言。2日、神奈川県の小田原駅前での街頭演説でも「家族をしっかりとつくるために、私は同性婚には反対」と主張しました。 そもそも、子どもを産むかどうかは、LGBTに限らず、あらゆるカップルのさまざまな事情で決まることです。井上氏の発言は、性自認や性的指向で悩む人のみならず、子どもを産まない、産めない全てのカップルの人権を否定する侮辱的発言です。 井上氏は、第1次安倍政権で、安倍晋三首相(当時)に抜てきされて総理大臣首席秘書官に就任。安倍氏は6月2日、