日本サッカーには特有の問題がある。罰走や体罰という理不尽な指導、高校サッカーが引き起こす弊害、部活動問題などサッカー先進国では考えられないような問題が日本には多く存在する。そんな「鎖国」日本をアップデートさせることを志す1人の若者によって始まった連載企画「日本サッカーを開国せよ」。 今回のテーマは「育成年代の移籍問題について」 文:小谷野拓夢 〇目次 1.苦しむこどもたち 2.今の学校の問題 3. 今出来ること 4.おわりに スポンサードリンク 1.苦しむこどもたち 私立高校でサッカー部に所属している保護者の方からメッセージが届いた。 「息子の所属しているサッカー部には100人以上の部員がいます。推薦で声がかかり、詳しいことが分からないまま入部してしまいました。その結果、息子に合わな指導方法であることを入部してから知ることになりました。学校に入学してしまったため、移籍するとなると転校しなく