2019年11月28日のブックマーク (1件)

  • 「あっ!せんせい、きょうもいた。うれしい!」 〜保育士のアルバイトで学んだこと〜

    「あなた、この仕事向いていないわね」 19歳のわたしは何も言えなかった。 そうか、言葉を失うとはこのことを言うんだ。その意味を、身をもって知った。 大学の福祉学部に入学したわたしは、夏休みに保育園で短期バイトをした。保育士さんはみんな優しくて、時に厳しくても愛があり、子どもが可愛くて楽しくて、わたしは保育士になりたいと思うようになった。 夏休みの短期バイトが終わった頃、また保育園で働きたいなと思って区役所にアルバイト登録をした。すぐに1の電話が入った。「明日から働いてもらえませんか?」あまりのスピードで願いが叶い、自分の運の強さを自画自賛しながら、迷うことなく「お願いします!」と返事をした。大学1年生の秋だった。 しかし、保育士になりたいという将来の夢を、もう叶えられないと絶望するまでには、そう時間はかからなかった。夏休みの「可愛い、楽しい」バイト生活とはかけ離れた、厳しい現実がわたしを

    「あっ!せんせい、きょうもいた。うれしい!」 〜保育士のアルバイトで学んだこと〜