内閣府は2011年6月17日、「子ども・子育て白書(旧少子化社会白書)」を発表した。主に結婚関係や子供の要因の観点から各種統計を収録し、対応する政策などをまとめた白書で、昨今の子育て問題などを網羅、あるいは検証できる指標が数多く盛り込まれている。そこでその中から重要な値や過去に記事として取り上げた内容を確認した上で、最新の値を反映させ、現状を把握したり、今後の検証に役立てるデータを構築していく。今回は「生涯未婚率」なるものについて、データの最新版への更新を行うことにする(【「子ども・子育て白書(旧少子化社会白書)」】)。 「生涯未婚率」は言葉通り、その年において今後一生涯婚姻しないであろう人の割合を示す(少々ややこしいが、生涯を通して未婚である人の割合では無い)。死別や離別などの理由で配偶者と別れ、現在独身の人は「未婚」には該当しないので注意が必要。【公益財団法人 生命保険文化センターの解