『King Legend 超人ロック』第1巻 聖悠紀 KADOKAWA \590+税 6月9日は六(ろく)、九(く)のどストレートな語呂合わせにより「ロックの日」となっている。 記念すべきが何の「ロック」かも様々で、音楽ジャンルのロックもあれば人造鉱物繊維の「ロックウール」もあり、日本ロックセキュリティ協同組合が制定した「我が家のカギを見直すロックの日」なんてのもある。 そのなかでもマンガ的に大事なのが、1967年に同人誌で発表されて以来、様々な商業誌を渡り歩き長きにわたり連載されてきた聖悠紀のSFマンガ『超人ロック』の存在そのものをファンが祝う「超人ロックの日」なのである。 商業誌での連載開始は1977年だが、同人誌時代も含めると、かの『ゴルゴ13』(1968年連載開始)を超えるという超ロングラン作品。 人類が宇宙に進出した近未来の銀河系を舞台に、不死に限りなく近いエスパーである主人公・