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ブックマーク / www.ringolab.com (14)

  • Passion For The Future: ヨブへの答え

    ヨブへの答え スポンサード リンク ・ヨブへの答え ユングの傑作。宗教を心理学で解体する。宗教とは何かにひとつの答えを返しており衝撃的。 聖書に出てくるキリスト教の神ヤーヴェは全知全能であるにも関わらず間違いを犯す。最初につくった人間のアダムとイブからして、彼が課したルールを破り堕落していった失敗作だ。人間の心はお見通しのはずなのに、ひどく疑って試練を与える。そして意のままにならないと怒って罰を下す。そして自らを称賛する人間に極限的なまでの慈愛をみせることもある。 「彼の力が宇宙のすみずみまで大きく鳴り響いているわりには、彼の存在の基礎は心細い、つまり彼が実際に存在するためには意識に映されることが必要である。存在は、当然誰かに意識されてこそ意味がある。だからこそこの創造主は、人間が意識化するのを無意識のうちに妨げたいと思っていながら、なおかつ意識的な人間を必要としているのである。だからこそ

  • Passion For The Future: タイムマシン開発競争に挑んだ物理学者たち

    タイムマシン開発競争に挑んだ物理学者たち スポンサード リンク ・タイムマシン開発競争に挑んだ物理学者たち タイムマシン開発に取り組んだ科学者たちの歴史を時系列でまとめた読み物。主な登場人物はニコラ・テスラ、アインシュタイン、エディントン、ホーキング、キップ・ソーン、リチャード・ゴットなど。 理論的にタイムマシンが実現可能かどうかは現代の物理学者の間でも意見が分かれている。これまでに考案されたタイムマシンの原理の多くは、とてつもなく大きなエネルギーを使って時空をねじまげることである。ブラックホールやワームホールのような天体を利用するアイデアがいくつも考えられてきた。あるいは光より速い粒子”タキオン”を発見して利用するという考え方もある。 もうタイムマシンは完成しているという話もでてくる。 ・ローマ教皇庁が一流科学者の手を借りて過去をのぞくカメラクロノバイザーを完成させていた ・ニコラ・テス

  • Passion For The Future: 順列都市

    順列都市 スポンサード リンク ・順列都市 <上> ・ 順列都市<下> 1994年に書かれてキャンベル記念賞、ディトマー賞を受賞した名作。 人間の記憶や人格といった精神活動のすべてが脳という物理的システムの上にある情報であるならば、そのコピーを作成することが可能なはずである。コピーを別のシステム上で走らせれば、それはもう一人の自分である。 肉体を持つオリジナルと違ってコピーは不老不死でいることができる。しかし、ソフトウェアである彼らは、それを走らせるハードウェアなしには存在し得ない。ハードウェアが停止されたり、破壊されれば終わりである。 物語の舞台は21世紀半ば、ソフトウェア化してスーパーコンピュータの中へ移相し、肉体の死を逃れた大富豪たちの前に、彼らの究極の願いである、未来永劫の生を約束する男が現れる。一方で男は人工生命のアマチュア研究者のマリアに接触し、謎の研究依頼をしていた。 人工知

  • Passion For The Future: 現代語訳 般若心経

    現代語訳 般若心経 スポンサード リンク ・現代語訳 般若心経 著者は僧侶で芥川賞作家の玄侑 宗久。 まず般若心経を全文引用してみる。 仏説摩訶般若波羅蜜多心経 観自在菩薩 行深般若波羅蜜多時 照見五蘊皆空 度一切苦厄 舎利子 色不異空 空不異色 色即是空 空即是色 受想行識亦復如是 舎利子 是諸法空相 不生不滅 不垢不浄 不増不減 是故空中 無色 無受想行識 無眼耳鼻舌身意 無色声香味触法 無眼界 乃至無意識界 無無明亦 無無明尽 乃至無老死 亦無老死尽 無苦集滅道 無智亦無得 以無所得故 菩提薩 依般若波羅蜜多故 心無礙 無礙故 無有恐怖 遠離一切顛倒夢想 究竟涅槃 三世諸仏 依般若波羅蜜多故 得阿耨多羅三藐三菩提 故知般若波羅蜜多 是大神呪 是大明呪 是無上呪 是無等等呪 能除一切苦 真実不虚 故説般若波羅蜜多呪 即説呪日 羯諦 羯諦 波羅羯諦 波羅僧羯諦 菩提薩婆訶 般若心経 全文

  • Passion For The Future: ユングでわかる日本神話

    ユングでわかる日神話 スポンサード リンク ・ユングでわかる日神話 日の神話を整理していくと、世界の神話と共通のパターンが見出せる。たとえば天地が分かれて世界が生まれる開闢神話、見るなという禁止を破ってしまう神話、直接的な文化交流があったと思えない、遠く離れた異文化にも同様の神話がみつかる。 このの主題である神話とユングの接点は前書きで説明される。 「 たとえば、地球上の全ての民族が英雄物語を持っています。神話の中には必ず英雄が登場します。一人の男子が悪者または怪物を倒して人々を救ったり、囚われの女性を救い出すという物語です。そういう物語をこれほどまでに人類が求めてきたのはなぜでしょうか。 この問いに対して、ユング心理学は面白い解釈をしました。すなわち、そうした英雄の物語は、自我の力を得てきて、自立を妨げるものと戦い、それを倒して自立するときの、心理状態を見事に表わしているので、こ

  • Passion For The Future: SAS特殊任務―対革命戦ウィング副指揮官の戦闘記録

    « フィードビジネス・カンファレンス第4回 - Web2.0時代のFeedの実践的活用 - | Main | ・ライフサイクル イノベーション 成熟市場+コモディティ化に効く 14のイノベーション » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10

  • Passion For The Future: 戦争における「人殺し」の心理学

    戦争における「人殺し」の心理学 スポンサード リンク ・戦争における「人殺し」の心理学 こんなテーマだが、読む価値がある素晴らしいである。 著者のデーヴ・グロスマンの経歴。 「 米国陸軍に23年間奉職。陸軍中佐。レンジャー部隊・落下傘部隊資格取得。ウエスト・ポイント陸軍士官学校心理学・軍事社会学教授、アーカンソー州立大学軍事学教授を歴任。98年に退役後、Killology Research Groupを主宰、研究執辞活動に入る。『戦争における「人殺し」の心理学』で、ピューリツァー賞候補にノミネート。 」 このは米軍学校で教科書として使われている。 人は戦争で敵を前にすると、銃を撃てないし、弾は当たらないという事実にまず驚く。 多くの戦争で銃を使う兵士たちのうち発砲したのは15%~20%であった。8割の兵士は発砲しないで戦闘を終える。理論的には命中率50%の状況で発砲しても、一人を倒すの

  • Passion For The Future: はじめての“超ひも理論”―宇宙・力・時間の謎を解く

    はじめての“超ひも理論”―宇宙・力・時間の謎を解く スポンサード リンク ・はじめての“超ひも理論”―宇宙・力・時間の謎を解く 高名な物理学の権威が書いた超ひも理論の入門書。 超ひも理論とは「ものの最小にして究極の構成単位はひも状の物質である」と考える最先端の物理理論。この超ひもは、かつては最小単位とされた原子やクォークよりも小さく、それ以上は何者にも分割できない最小の物質であるとされる。 超ひもには両端の開いた、うなぎのような形のひもと、閉じた輪ゴムのような形のひもの2種類があって、どちらも常に振動して動いており、静止することはない。これがクォークやレプトンという粒子の正体である。この超ひもにエネルギーを与えると振動モードが変化する。この振動の違いにより超ひもは異なる粒子のように見えるように振舞う。 超ひもは10次元に存在する。10次元のうち6次元は極小の大きさに”折りたたまれ”て、4次

  • Passion For The Future: 火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者

    火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 スポンサード リンク ・火星の人類学者―脳神経科医と7人の奇妙な患者 実におもしろい脳についてのエッセイ集。 トゥレット症候群の外科医は、普段は身体をねじり物を物をいじりまわす衝動に抗うことができないが、手術中は発作が止み、一流の手術を施せる。 サヴァン症候群の画家は数秒で見たものを記憶し精確に絵に描ける特異な能力を持つ。 30年前の故郷の記憶にとらわれた画家はその過去世界の記憶の強制想起に悩まされ、現実と過去との二重の人生を生きる。写真的な記憶から描いた風景画は高く評価され故郷の名誉市民となった。 事故で脳を損傷した全色盲の画家は、白と黒しか見えなくなった。苦悩の果てに白黒の世界を更なる芸術に昇華させ、色のある世界に戻るつもりがなくなった。 30年間の全盲状態の後、手術で視力を取り戻した患者は、頭の中のイメージと視覚イメージの対応がとれず、「

    shinsaku
    shinsaku 2006/03/16
    おもしろそう
  • Passion For The Future: アイデア・ブック スウェーデン式

    アイデア・ブック スウェーデン式 スポンサード リンク ・アイデア・ブック スウェーデン式 1時間もあれば読めてしまうが考え始めると根っこの深い、発想についての30のエッセイ集。 アイデアに詰まったときに、机の上においてあれば突破口になりそう。 たとえば、こんな話が載っていた。 ある心理学者が、第二次世界大戦中、アメリカ空軍の依頼で、爆撃機パイロットを選ぶ仕事をした。現場の司令官も別に候補者を選んでいた。戦争が終わってみると、心理学者が選んだパイロットはこどごとく撃墜されていた。司令官の人選は生き残った。 心理学者のパイロット選びの敗因は「敵機に遭遇したらどう対処するか?」という質問に対して「上昇します」とマニュアル通りに答えたものばかりを採用していたから。現場の司令官が選んだのは「その場になってみないとわかりませんが...」「ジグザク飛行してみます」「左右に機体を揺らしてみます」などマニ

  • Passion For The Future: 黄金比はすべてを美しくするか?―最も謎めいた「比率」をめぐる数学物語

    « 3クリックでDVDを作成するフリーソフト Video DVD Maker Free | Main | 世紀の誤審 オリンピックからW杯まで » 書評:脳・こころ |書評: 企画・発想| 書評文化・文明|書評:経済・経営 |書評:子 供・教育|書 評:小説・戯曲|書評:ネット活用 |書評仕事・管理|書 評:メディア論|書評:その他|書評:思想・哲学 |書評 :文章・表現|書評:認知・心理 |書評:神 話・宗教|書 評:科学・技術書評:社会・世間 |書評教養 ・雑学 2006年度 年間オススメ書籍ランキング ノンフィクション部門 2006年度 年間オススメ書籍ランキング フィクション編 2005年度 書籍売り上げラン キング ベスト20 2005年度 年間オススメ書籍 ランキング ベスト20冊 2004年度 人気記事ベスト10 アクセス数が多かった記事とは? 2004年度 人気書

    shinsaku
    shinsaku 2006/02/20
    黄金比関連
  • Passion For The Future: WebページをPDFにキレイに変換するIE Snapshot ACCALIA

    WebページをPDFにキレイに変換するIE Snapshot ACCALIA スポンサード リンク ・IE Snapshot ACCALIA - capture your web http://www.limperex.com/snapshot/ 仕事でWebページを印刷したいと思っても、綺麗に紙のサイズに合わせて印刷するのは実はコツと手間がいる。普通にWebブラウザの印刷ボタンを押しただけでは、端がかけてしまったり、背景色が抜けてしまったりする。 IE Snapshot ACCALIAはWebページをキャプチャするツールである。画像ファイル(GIF、BMP、JPG)での出力だけでなく、PDFでの出力にも対応している。PDFは画面で見たままをファイル化する、印刷するのに適したフォーマットだから便利である。 2画面、3画面以上に渡るタテの長いWebページもキャプチャが可能だ。領域選択した範囲

    shinsaku
    shinsaku 2006/01/23
    便利すぎ
  • Passion For The Future: 歌詞表示、プレイリストHTML化、Audioscrobblerに対応したiPod管理ソフト YamiPod

    歌詞表示、プレイリストHTML化、Audioscrobblerに対応したiPod管理ソフト YamiPod スポンサード リンク ・YamiPod http://www.yamipod.com/main/modules/home/ iTunesにはない機能満載のiPod管理フリーソフト。インストール不要で軽快動作、iPod接続は自動認識する。unicode対応なので日語の情報も問題なく表示される。iTunesが重いと感じる人は乗り換え候補にもなる。 iTuneと同様の基機能に加えて、以下のような特徴がある。 ・iPodの楽曲をPCへコピーする iPodの楽曲をPCの任意のフォルダへダウンロードすることができる。バックアップに便利。 ・歌詞をWebからダウンロードして表示する(一部洋楽に限る) Web上の歌詞データベースへアクセスして歌詞を取得する。 ・歌詞情報の管理 歌詞データはユーザ

  • Passion For The Future: 暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで

    暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで スポンサード リンク ・暗号解読―ロゼッタストーンから量子暗号まで 凄いだ。感動した。今年も年末年始に書評したの中から、年度ベストを選ぶ予定だが、これはベスト3に入りそうだ。 二人の尊敬する友人AとBが絶賛していたので、暗号技術に興味があるわけではなかったが、読むことにした。ところが興味のないテーマなのに、冒頭からいきなり強くひきつけられた。暗号学の歴史は各時代の最高の知性たちの頭脳戦の歴史であった。その成果が世界の歴史を大きく左右してきたことがわかる。 この数千年間の暗号学の歴史が、アルゴリズムの変遷や、歴史上果たしてきた大きな役割、作成と解読に関わった天才たちの逸話とともに、年代を追って語られる。暗号学という難解なテーマにもかかわらず、やさしい記述を積み上げて高度な暗号技術を要約しており、極めてわかりやすい。 「 暗号学はきわめて異色

    shinsaku
    shinsaku 2006/01/05
    興味ありすぎ
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