10月に本社を移転したヤフーは、これまで謎めいた雰囲気だった社員食堂(社食)を、外部の人が利用できる開放的な設備に一新した。「Suica」をはじめ交通系電子マネーで支払い可能で、気軽においしい食事が楽しめる。取材の機会があったため紹介する。 被災地とつながる社食 取材のきっかけは6月。熊本地震の復興支援として、ヤフーが独特な取り組みを発表した。被災地に入った社員が、地震の影響で取引中止になり、売れなくて困っている地元のお米を見つけたため、東京本社の社員食堂「BASE6」で使うという。 BASE6は以前も東日本大地震の復興支援として東北の米、魚、果物を使っており、フットワークの軽さは目を引いた。見学したいと申し入れたが、おりしも本社移転に伴うリニューアルを間近に控えていたため、落ち着いたところであらためてと、話はまとまった。 社員以外も入れる開放的な場所に