次第に身近になりつつある立体視の最新動向を探る「立体EXPO 2010」開催 編集部:aueki 12月8日より10日まで,パシフィコ横浜で「立体EXPO 2010」が開催されている。 数年前までは特殊な産業用くらいしかなかった立体視表示デバイスだが,昨今では民生用の普及が進んできている。まあ,世間一般的にも今年は立体視対応テレビの本格普及が期待されつつも,夏頃にはすでに息切れしてたっぽい感じもしないではないのだが,ここでの展示は産業用が主体となっている。 会場内の展示物の表示方式を見ると,NVIDIA 3D Visionを使っているところ以外は液晶シャッター方式はほぼ皆無。裸眼立体視と偏光グラス方式が大半だ。民生用の多くが液晶シャッター方式を使っていることとは対照的な動きである。産業用はデジタルサイネージなどの多人数での立体視にフォーカスしつつあるので,多視点の裸眼立体視をはじめとしたも