先週に韓国で発生した大規模サイバー攻撃は、非正規なOSを用いたことにより、パッチ配布サーバーであるWindows Server Update Services(WSUS)から、不正な情報(標的型ロジックボム)が送り込まれ、それを受け取った正規のOSが不正な情報により、同時刻にシステムを停止したと筆者は推測している(関連記事)。 今後、日本国内で同じような状況が発生する可能性については、正規のOS及び正規のパッチ配布サーバーを用いている限り、このような状況は発生しにくいと考えられる。しかし、非常に古いOSを用いている場合、まれに正規のOSでも不正な情報を送り込まれる可能性が残っており、非常に古いOSの排除が早急に求められる事案でもある。 なお、日本国内においても、楽天やYahoo!のオークションサイトなどで、多数の非正規なOSが流通していることを複数確認している。こうしたサイトで購入したOS