「ショルツ首相は化石燃料まみれの首相だ」 環境先進国のイメージが強いドイツが、いま、揺れています。 きっかけは、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻。 ロシアへのエネルギー依存からの脱却を急ぐショルツ政権の手法に批判が出ているのです。 いったい何が起きているのか? (ベルリン支局長 田中顕一) 化石燃料まみれの首相! 若者から非難の声 ことし9月下旬、ドイツの首都ベルリンで開かれた集会。 参加したおよそ3万人の若者たちは口々に、ショルツ政権のエネルギー政策に対する非難の声をあげていました。 集会の主催者代表 ルイーザ・ノイバウアーさん ノイバウアーさん 「ショルツ首相は世界で化石燃料を買いあさっている。化石燃料まみれの首相です。いま、ドイツについて国内外の多くの人がこう考えています。何が起きているんだ、と」 「パキスタンやバングラデシュといった気候変動の影響を受けている国の人たちは、ドイツを