ウクライナ情勢をめぐり、政府はロシアに対する制裁措置としてロシアから木材などの輸入を禁止する措置を19日から始めました。 都内の木材の卸会社は、住宅建設に欠かせない木材の品薄や価格高騰がさらに進むのではないかと懸念しています。 東京・江東区にある木材の卸会社では、住宅の外壁や床のほか、ビルなどを建設する際にコンクリートを流し込む型枠に使われる合板を扱っています。 合板は、複数の薄い単板を接着して作られますが、会社によりますと、国内では、住宅用の合板の外側の面に、強度が高く耐震性にもすぐれているとして、ロシア産のカラマツでできた単板が幅広く使われているということです。 この会社では、住宅用の合板を常時200枚ほど在庫として確保していましたが、コロナ禍による製造や流通の停滞などで世界的な木材不足になるなか、現在は20枚を下回る状況になっています。 それに加えて、ロシアに対する制裁措置として木材