大阪大学(阪大)は2月18日、日本人の赤ちゃんの顔について形状を分析し、かわいさが高いと評価される顔の特徴を明らかにしたと発表した。 同成果は、阪大大学院 人間科学研究科の入戸野宏教授、同・大橋紅音(研究当時)、大阪電気通信大学の小森政嗣教授らの共同研究チームによるもの。詳細は、心理学全般を扱う最大手の学術誌「Frontiers in Psychology」に掲載された。 一般的に、自分の子どもでなくても、赤ちゃんに対してかわいいと感じる人は多い。赤ちゃんを見ると、無条件で笑顔になってしまうなどという人も少なくないことだろう。このようなことから、赤ちゃんの顔には、多くの人が共通して「かわいい」と感じる特徴があるのではないかと推測される。 ヒトは特定の物理的特徴に対してかわいいと感じると提唱したのが、オーストリアの動物行動学者のコンラート・ローレンツで、今から80年ほど前の話である。ローレン
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