徳島市は認知症などで行方不明になった高齢者の衣服につけた「QRコード」付きのシールをスマートフォンで読み取ると、高齢者の家族に通知されるシステムを来月からスタートすることになりました。 発見した人がシールに印字された「QRコード」をスマートフォンで読み取ると、あらかじめ登録してある高齢者の特徴や持病などが表示されるほか、家族とやり取りできる伝言板が立ち上がる仕組みになっています。 シールは衣服などにつけ、洗っても使えるものと、つえやカバンなどにつける蓄光シールの2種類があり、在宅で生活する高齢者や認知症と診断された40歳以上の人の家族などに無料で配布されます。 これまで、氏名や連絡先などを記した名札を衣服に付けるケースがありましたが、プライバシーの面で抵抗を感じる家族も多く、個人情報が表示されないシステムにしたということです。 徳島市では来月から市の高齢福祉課で申請を受け付け、1人40枚の