脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ スポンサード リンク ・脳のなかの幽霊、ふたたび 見えてきた心のしくみ 脳科学を語らせたら当代随一の研究者ラマチャンドランが、名著「脳のなかの幽霊」の続編を出版した。前作のファンならば必読。一般向けの講演の記録がベースになっているので、さらに、わかりやすい。 ■脳にとって芸術とは何か 脳にとっての芸術を語る章を読んでいて思わず唸った。芸術は現実の写しではない。芸術とは脳が喜ぶ効果を生み出すために意図的に誇張したり、ゆがませる行為であると著者は言う。そして、ゆがませかたについての普遍法則を10ほど書き出した。 ラマチャンドラン教授が提唱する芸術の普遍的活動 1 ピークシフト 特徴を誇張する 2 グループ化 3 コントラスト 4 孤立 5 知覚の問題解決 いないいないばあ 6 対称性 7 偶然の一致を嫌う/包括的観点 8 反復、リズム、秩序性 9
構成 1 立論 2 シェーマL 主に「セミネール」第2巻を参照し、ラカンの基本的ターム、主体、自我、対象、〈他者〉の四つ組を紹介する。 3 シニフィエ、意味作用、意味、並びにそれらとシニフィアンの関係 主に「無意識における文字の審級、あるいはフロイト以後の理性」を参照し、これらのタームを導入する。 4 欲求、要求、欲望、そして欲動 主に「フロイトの無意識における主体の壊乱と欲望の弁証法」を主に参照し、これらのタームならびに欲望の弁証法を導入する。 5 転移、分析家の現前、分析家の欲望 主に「セミネール」第11巻を参照し、これらのタームを導入する。 6 問いの回帰、対象a 対象aの概念を展開しつつ、問いへの回答の準備を行う。 7 精神病 主に「セミネール」第3巻を参照しながら、精神病と神経症の関係から、立論において提出された問いへの暫定的回答を試みる。 8 信仰と
因果関係 - 白のカピバラの逆極限 S.144-3より 「しかられないと勉強しない」という命題は真なのにその対偶の(と一見思われる)「勉強するとしかられる」は偽であるのはどうしてか、という問題。出展がなかったからはっきりしないのですが、そういう意味でいいんですよね?暇人なので図に描いて整理してみました。 まず日本語の「と」という助詞は①「時間の流れ」(図中の青緑の矢印)と②「論理的包含関係」(図でいう赤い矢印)の両方の意味を含む。そして日本語は時間の流れに沿って文を繋ぐときには、特に時制で前後の区別が行われない。だけど含意としては「しかられない」は相対的に過去(青色)で、「勉強しない」は相対的に未来(緑色)の事象だ。 元の命題の対偶を取るための操作のひとつとして、命題を逆にする必要があるわけだけれど、この時「と」に含まれる二つの意味に気付かずに操作を行ってしまうと、②もろとも①の時間の関係
« Robertson, Bonhoeffer and "taking out" dictators | Main | Journal-mediated scholarly debate: slow and ceremonial conversation » JP versus FHC+CHF versus PJ versus HCF On August 19, 2005, the journal Cognition posted on line a 19,000-word article by Tecumseh Fitch, Marc Hauser and Noam Chomsky, entitled "The evolution of the language faculty: Clarifications and implications" (free version here),
ランダムハウス講談社 2006年3月15日初版 この本を読んでみようと思ったのは、最新の脳研究によってフロイトの夢解釈理論は完全に破産宣告されていることを確認しておきたいと思ったからなのだが、期待?に反して必ずしもそうとはいえないのだということがわかって驚いた。そしてまたこの分野も、この20年くらいの間に急速に研究が進歩していること、それにもかかわらず、まだわからないことが多く残されているのだということがよくわかった。 現在理解されているところでは、夢の機能あるいはほとんど睡眠の機能そのもの?は、日中の体験を再生し、そのうちの重要なものを長期記憶に統合することであるらしい。つまり脳は睡眠中も眠っていないのであり、むしろ外界からの情報が遮断されて、体が休んでいる状態下で、場合によっては昼間以上に活動しているということであるらしい。 いわゆるREM睡眠が発見されたのが1951年であり、これは
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く