記者の眼 バグ取りで遠回りしないためのヒント 2008年11月26日 「プログラムが完成したはずのに、コンパイラすら通らない」「きちんと動いているように見えるが、思った通りの結果が得られない」---。プログラミングの経験者ならだれもが、自分が作成したプログラムの不具合(バグ)に悩まされたことがあるだろう。 特に日常的にプログラミングをしていた学生時代は、筆者もしょっちゅうバグに悩まされた。バグがなかなか直らなくてイライラするあまり、文字通り、パソコンを投げてしまったことさえあったほどだ。 そんなことを思い出したのは、ここしばらく、バグを生みにくいプログラムの作り方やバグの取り方について考えていたからだ。ヒントを得るために、知り合いのソフトウエア開発者たちにバグの解消法を聞いて回ったところ、様々な答えをいただいた。「トライ&エラーの繰り返し」「デバッガを利用する」「ログを出力する」などだ。