多くの子どもたちは、間違えることをとにかくおそれています。間違えると怒られるからか、自信を喪失することをおそれているのか、それとも小さい頃から間違えることは悪いことだと教えられているからかはわかりません。ですが、多くの大人もそうですから、子どもがそう思うのも無理もありません。 しかし、一見、マイナスと思われることが実はプラスのことであるということを知るのは大事なことです。これを私は「絶対積極」と言っています。私が教育するときに最も重視している考え方です。この「絶対」という言葉が重要なのです。 私たちは日常において、いいことがあるとラッキーだったと思います。一方、嫌なことがあればツイていないと思います。ラッキーなときは積極的な心になれますが、アンラッキーなことがあると心が沈み、消極的、否定的になります。このような積極的な状態は消極的と比較して積極なので、これを相対的積極状態と言います(相対と