しまねOSS協議会設立総会の模様。京都大学大学院経済学研究科 教授 末松千尋氏が記念講演を行った(写真提供:松江市) 島根県のIT関連企業や学術関係者,自治体関係者などは9月3日,「しまねOSS(オープン・ソース・ソフトウエア)協議会」を設立した。産官学が連携しオープンソース・ソフトウエアを活用することで,地域の産業振興を促進を目指す。 島根県の松江市には,世界的に普及しているープンソースのオブジェクト指向プログラミング言語「Ruby」を開発したまつもとゆきひろ氏が在住している。松江市では「松江を世界に誇れる『Ruby のメッカ』にしたい」(松江市長 松浦正敬氏)とのかけ声のもと,Rubyを核とする地域振興施策「Ruby City MATSUE」プロジェクトを進めている。すでに,技術の向上や情報発信などの活動を目的として,松江市内に研究・交流施設「松江オープンソースラボ(松江市開発交流プラ