ブックマーク / akihitok.typepad.jp (9)

  • 世界を「デグレード」して見るという発想

    僕は「逆転の発想」というヤツが大好きなんですが、これもまさしく逆転の発想と言えるでしょう。最近は拡張現実(AR)なんてことで、世界を「アップグレード」して見るというアイデアが流行していますが、これはむしろ「デグレード」してしまおうというアプリです: ■ AsciiLife Neomobili さんという方が開発された、セカイカメラ型のアプリケーション。しかし世界に何かを付け加えるのではなく、「アスキーライフ」という名前の通り、カメラを通して見た世界がアスキーアート(AA)にデグレードされてしまいます。例えば美しい花も、ご覧の通り: さらに映像も公開されています: 某巨大掲示板にも「職人」などと呼ばれる人々がいて、どんな画像でもAA化してしまいますが、このツールさえあれば誰でもAA職人になれそうです。あるいは映画『マトリックス』の気分が味わえるかも? ……などという冗談はさておき、こうした発

    世界を「デグレード」して見るという発想
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  • ARでバーチャル試着ができる"Zugara"のアプリ

    オンラインショップの最大の弱点は、当然のことながら「実物に触れることができないこと」ですよね。特にファッション関係の商品の場合、自分が着けてみたらどうなるか?をイメージすることができません。しかし最近話題の「AR(Augmented Reality、拡張現実)」を使えば……こんな「バーチャル試着室」を登場させることができます: ■ Zugara: Webcam Social Shopper (Creativity Online) Zugara(図柄?)というオンラインマーケティングの会社が開発した、「バーチャル試着アプリ」について。百聞は一見にしかずということで、先に紹介動画を見ていただいた方が早いかもしれません: まず位置合わせを行うため、指定された図柄を印刷し、ウェブカムの前に立ちます。すると画面上に洋服などの商品が現れるので、ちょうど自分に重なるように調節し、後は好きな商品に「着替え

    ARでバーチャル試着ができる"Zugara"のアプリ
  • 無意識ナビゲーション

    東京に住んでいたことのある、外国のグラフィック・デザイナーの方が、東京の鉄道システムを参考に新しいナビゲーション方法を提唱されています: ■ Ambient Signifiers - How I Learned to Stop Getting Lost and Love Tokyo Rail (Boxes and Allows) Ross Howard さんという方の論文なのですが、東京に住んでいた時に、中央・総武線ユーザーだったのだとか。僕も同じく中央・総武線ユーザーだったりするのですが、僕が気にも留めなかったことに着目して考察しています(見習わなきゃ・・・)。 Ambient Signifiers とは、直訳すれば「環境による通知」。いったい何なのかというと、例として挙げられているのは「ホームの発着ベル(発着メロディ?)」。最近、オリジナルな発着ベルを流す駅が増えましたよね。記事中で"

  • ネットで社内競争

    社会人1年目の時、「対応が遅れた案件一覧」という簡単なプログラムを納品したことがあります。オーダーの登録日と、それに紐付く商品発送日を取得し、「商品発送日マイナス登録日」の大きな案件から順にソートして表示する、というごくごく単純なもの。しかし単純な内容であったにも関わらず、お客様には一番「ウケた」プログラムでした。その理由は、「案件の担当者」を表示する欄があったこと。「○○さんこれヤバイよ~」「意外に○○さんの作業が遅いんだね」といった反応が生まれ、変な意味ですが大人気の機能となりました。 どうも会社員には、どんな数値でも「見える化」されてしまうと競いたくなる、という習性があるようです。今日の日経MJにこんな記事がありました: ■ 拝見IT活用法 -- 日マクドナルド健保組合 社員の歩数計 ネット管理 -- 楽しく順位競争、景品も(日経流通新聞 2006年8月8日 第9面) 日マクドナ

  • SNSがメールを殺す?

    SNSはEメールを置き換える、と言ってもにわかには信じ難いかもしれません。確かにSNSにはメッセージ送受信機能が付いているものがほとんどですが、同じSNSにアカウントを持っていない場合はどうなるのだということになるでしょう。しかし次のような状況であれば、当に「SNSがEメールを殺す」かもしれません: ■ Social Networks are Killing Email (Bokardo) この記事では以下のような指摘がされています: ミシガン州立大学の在校生45,000人のうち、92%の生徒が Facebook にアカウントを持っている。 生徒はSNSやチャットツールを使って連絡を取り合っているため、ミシガン州立大学は生徒にEメールアカウントを発行することの停止を考えている。 別のケースでは、ある父親が娘にメールを送ったところ、いくら待っても反応が無かった。理由を尋ねたところ、「MyS

  • POLAR BEAR BLOG: ケータイでライフログ

    人の行動すべてをログ化して残してしまおうという「ライフログ」。それを携帯電話を使って実現しようという試みが、KDDI から始まりました: ■ 携帯、生活まるごと記録 -- 何買った どこ行った -- KDDI ブログ向けサービス (日経産業新聞 2006年7月5日 第1面) WEB上で記事を見つけることができなかったのですが、紙面によれば、 通話記録やインターネットの閲覧記録、携帯電話による商品の購買記録などを、全地球測位システム(GPS)の位置情報と関連づけて収集し、いつどこで何をしていたか分かるようにする。個人の生活行動を整理する手段として利用する。 (中略) カメラで撮影した画像や読み取ったバーコード、インターネットの利用履歴、電子決済での商品購入、赤外線通信の利用履歴などを時間や場所とともに入手。KDDI はこれを個人情報として自由に管理できる支援システムを開発した。 とのこと。ま

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    竹書房文庫から11月に発売されたSF小説『ダリア・ミッチェル博士の発見と異変』を読み終えたので、感想を少し。 この作品は「2028年に出版されたノンフィクション」という体裁を取っていて、内容もさまざまな関係者へのインタビューや公的記録、個人が記した日記など(を装った文章)で構成されています。その目的は、2023年に起きたある事件の顛末を描くこと。映像作品の世界には、フェイクでありながらあたかも物のドキュメンタリーのように映像を綴る「モキュメンタリー」という手法がありますが、それを文章で表現したような体裁になっています。 では2023年に起きたのはどのような事件だったのか。前述の通り、書は2028年に出版されたという体になっている、つまり読者はみなその事件についてある程度の知識を持っている前提になっているため、冒頭で全容がネタバレされます(あくまで2021年を生きている私たちにとっての

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    shu-SDK
    shu-SDK 2006/03/08
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    社内ブログに社内SNS、社内 Wiki に社内 Twitter がある時代ですから、情報機関の中に「スパイ用SNS」があってもおかしくはないのかもしれません。 ■ CIA, FBI push 'Facebook for spies' (CNN) CIA・FBI・NSA など、米国内の16の情報(諜報)機関を対象にしたSNS"A-Space"が存在する、というニュース以前もCIA内には「CIA版ウィキペディア"Intellipedia"がある」という話がありましたが、この A-Space は Facebook と YouTube を足したようなサイトだそうです。また現在リニューアル中で、9月22日に新しいサイトがオープン予定とのこと。 Instead of posting thoughts about the new Avenged Sevenfold album or Jessica Al

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