印刷 中国の生産年齢人口(15〜64歳)の全体に占める比率が2011年、前年より0.1ポイント低い74.4%となり、02年以来、9年ぶりに減少した。「一人っ子政策」の影響で中国も急速に高齢化が進みつつある。沿岸部の工場では慢性的な人手不足が続いている。 中国国家統計局がこのほど発表した11年末時点の人口状況によると、総人口は13億4735万人で、前年より644万人増えた。このうち、15〜64歳は約10億人。一方、65歳以上は1億2288万人で、全体に占める比率は前年より0.25ポイント高い9.1%だった。 国家統計局によると、15〜59歳の人口でみると、13年から総量でも伸びなくなる。20年ごろまで9億人前後を維持するものの、20年ごろから減り方が速まるとみている。馬建堂局長も「我々は『未富先老』。1人あたりの収入が高くないうちに高齢化が進む。大変難しい挑戦だ」と認める。 購読されて