印刷 77人の犠牲者を出したノルウェーの連続テロ事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)の精神鑑定書が29日、オスロの裁判所に提出された。地元タブロイド紙VG電子版によると、容疑者が犯行当時に、責任能力がなかったと結論づけた模様だ。精神治療施設に収容される可能性があるという。 ブレイビク容疑者は犯行を認めているが、「欧州をイスラムから救うためだった」などとして無罪を主張。最高刑が禁錮21年のテロの罪に問われている。(ロンドン=伊東和貴) 関連記事ノルウェーテロ容疑者「罪は認めない」 公の場で初発言(11/15)ノルウェー連続テロ 容疑者、より大型爆弾も用意と報道(8/18)〈ロイター〉ノルウェー爆破・乱射事件、「容疑者は精神障害」と弁護士(7/27)ノルウェーの連続テロ、死者は92人に(7/24)
印刷 77人の犠牲者を出したノルウェーの連続テロ事件で逮捕されたアンネシュ・ブレイビク容疑者(32)の審理が14日、オスロの裁判所で事件後はじめて公開で行われた。容疑者は「犯行は認めるが罪は認めない」と述べた。 ロイター通信によると、ブレイビク容疑者は自身を「ノルウェーのレジスタンス指揮官でテンプル騎士団員だ」と説明。裁判所が多文化主義を「支持している」ことを理由に、裁く権利はないと主張した。傍聴席にいた事件の生存者に対して「何か言ってもよいか」と述べたが、裁判官に制止されたという。 審理は身柄拘束の延長などのために定期的に開かれている。反移民思想の宣伝に使われる恐れがあるため、公開で行うことへの反対論も根強い。公判は来春に始まる。(ロンドン=伊東和貴)
フィンランド国会(一院制)は22日、次期首相にユルキ・カタイネン国民連合党首(39)を賛成多数で選んだ。社会民主党や左派連合、緑の党など6党連立政権を発足させる。 4月17日の総選挙では反欧州連合(EU)の姿勢を掲げる「真のフィンランド人」が第3党に躍進したが、ポルトガル支援に反対して他党と折り合わず連立政権協議から離脱。その後も財政健全化のために歳出削減と増税のどちらを重視するかで政権協議が長引いていた。ロイター通信によると、カタイネン氏は「歳出削減も一部の増税も必要だ。(財政再建で)責任を果たさなかった国があるが、我々は彼らの仲間にはならない」と語った。(ロンドン=有田哲文)
グリムスボトン火山から噴出した火山灰をとらえたNASAの衛星写真=AP アイスランドのグリムスボトン火山噴火による火山灰の影響で24日、英北部スコットランドの空港を発着する航空便など約500便が欠航になった。AFP通信によると、独北部のブレーメンとハンブルクの空港でも25日午前の発着便がキャンセルされるという。 英BBCによると、英ブリティッシュ・エアウェイズ、KLMオランダ航空など9社が24日、英北部のグラスゴーやエディンバラの発着便を欠航とした。欧州の航空当局は、火山灰がデンマーク、ノルウェー、スウェーデン上空に及ぶ可能性を指摘している。 アイスランドでは昨春にも別の火山が噴火し、欧州の主要空港が閉鎖された。だが、同国の専門家は噴火は弱まっており、最悪の時は去ったとしている。(ロンドン=伊東和貴)
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く