パナソニック代表取締役社長 大坪文雄氏 パナソニックは、三洋電機およびパナソニック電工の完全子会社化後の事業再編案の骨子について明らかにした。10月29日に行われた2010年度上期連結決算の発表の席上、同社の大坪文雄社長が説明した。 冒頭、大坪社長は、「三洋電機およびパナソニック電工に対するTOBは10月6日に完了した。30万人規模の株主を対象にした大規模なTOBとなったが、TOBへの応募が約6割、株式交換が約4割となった。株式と現金を利用したバランスが取れたものとなっているが、予想以上に株式交換が多かったことは、パナソニックの成長戦略、方向性、そして事業再編への取り組みに対する期待の表れといえる」などとした。 同社では、2011年4月1日付けで三洋電機およびパナソニック電工の完全子会社化を完了する予定で、2011年上期中には新事業体制および戦略を発表する予定。「事業再編を前倒しして推進し