RADWIMPSのフロントマン・野田洋次郎がソロプロジェクト「illion」を再始動させた。2013年に、RADWIMPSではあまり見せることのない、パーソナルで実験的な楽曲が詰まった1stアルバム『UBU』を、日本だけでなくUKやアイルランド、フランスなどでもリリース。当時はロンドンとハンブルグでライブを行うなど、その日本国外も視野に入れた活動で注目を集めたが、今年の夏は国内初ライブとして『FUJI ROCK FESTIVAL' 16』に出演。さらに東京と大阪を回るツアーも開催するなど、国内のリスナーに対してもその全貌を明らかにしていく。 しかし、3年前のillionと今のilllionは野田自身のなかで位置づけが変わっている。それは10月リリースの2ndアルバムに先駆けて配信リリースされた“Water lily”を聴いても明らかだ。この、繊細に刻まれるビートと端正なメロディー、そして純