丸ごと食べられるロボットができるかもしれない・・・。東北大学大学院 応用情報技術論講座 人間 – ロボット情報学分野 准教授の多田隈建二郎(ただくま・けんじろう)氏がいま研究開発中のロボットは、全て食べられる、消化できる材料で作られる。口から入り、自ら運動して食道から胃へと移動する。そして消化される。いわば能動的に移動できる栄養カプセルのようなロボットになる予定だ。 昨年2016年10月、総務省「異能(Inno)vation」平成28年度採択プログラムで最終選考結果が発表された。ロボット開発者から唯一通過したのが多田隈建二郎氏だ。対象となったのは「可食ロボティクスの展開:体内管腔状空間での推進を可能とする全周開張式円状断面トーラス型ロボット機構の開発」。以下のようなものである。 可食ロボティクスの展開:体内管腔状空間での推進を可能とする全周開張式円状断面トーラス型ロボット機構の開発 体内の