楽天田代富雄打撃コーチ(61)が30日、楽天を退団した。 打撃不振の責任を取り、球団へ辞意を伝え、了承された。球団は草野大輔2軍打撃コーチ(38)との配置転換を要請。しかし、昨年慰留された際にした、星野仙一シニアアドバイザー(SA=68)との約束が果たせなくなると固辞した。草野2軍打撃コーチが昇格し、平石1軍打撃コーチとの2人体制となる。 <記者の目> 打撃不振の理由は田代コーチの責任だけではない。楽天には公然の秘密がある。三木谷浩史オーナー(50)の現場への介入だ。試合ごとにオーナー、監督、コーチ、フロントが携帯電話でやりとりを行う。数パターンの打順をオーナーに提出し、意見を仰ぐ。そのため打順が固定できないのだ。ここまで90試合を終え、72通りの打順が試された。 打順が変われば、役割も変わる。昨年までの星野政権下では打順はほぼ固定。打撃練習でも試合を意識した打撃を行い、13年の日本一の要