あでゅー in 星空文庫 これからお話しすることは、六十年も前のことなので、私の記憶が怪しいかも知れません。また、ところどころ母から聞いた話や、私が調べて知ったことで内容を補っていることを、あらかじめお断りします。 一 日本は、まだ江戸時代の一八四〇年。中国はイギリスにアヘン戦争を起こされ、一八四二年その戦争に敗れる。そして、多額の賠償金を払わされ、国土の一部を譲渡する。それを、皮きりにアメリカやフランスにも不平等条約を結ばされる。 一八九五年、日清戦争に勝った我が国も、中国侵略に乗り出す。しかし、列強諸国によってはばまれた日本は、ロシアと決定的な対立をして一九〇四年、日露戦争が始まった。 激しい戦闘の末、多大な犠牲者を出して、日露戦争にどうにか勝った我が国は、さらに中国侵略を深めていった。一九〇五年のことだった。 ちょうどその年、父、清二が生まれた。父は、小さいころから力自慢で、福島県二
経済産業省の「次官・若手プロジェクト」によるペーパーが話題になっていた。私自身、新卒時に同省で働いていたのだが、このペーパーの作成に私の(個人的に親しい)同期なども関わっているようだ。 不安な個人、立ちすくむ国家 〜モデル無き時代をどう前向きに生き抜くか〜 平成29年5月 次官・若手プロジェクト | 産業構造審議会総会(第20回)‐配布資料 | 経済産業省 したがって、以下に述べていくことについては、このプロジェクトの参加メンバーに対する人格攻撃の意味合いをまったく持たず、このペーパーが提案する国家観及び社会像そのものに対して応答していくものである。あらかじめ述べておくが、私の意見の基調は「反論」のそれである。しかし繰り返しになるが、その目的は特定の誰かへの攻撃ではなく、政府が発表しかつ社会的に話題になっている資料について、そこでなされている議論の整理と、別の視点を提供することだけをこの文
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く