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ブックマーク / blog.skky.jp (6)

  • 一生懸命見る作品と惰性で見る作品 - しっきーのブログ

    チェコ好きさんというブロガーの方が、「お腹がいっぱいになるコンテンツ」と「お腹が減るコンテンツ」という言葉を使っていて、いい比喩だなあと思いました。 何度も見てるし大好きなんだけど、見返すたびに居住まいを正してしまうような作品と、お菓子をつまみながらずっとだらだら見ていたいような作品ってありませんか? そういう、一生懸命見る作品と、惰性で見たいような作品の違いって、コンテンツを考える上でけっこう重要だと思うんですよね。 作家の表現する世界がすごすぎて、とても平穏な気持ちでは見られない作品があります。例えば、新海誠監督の「言の葉の庭」なんかがそれだと思います。 言の葉の庭 発売日: 2014/11/14メディア: Amazonビデオこの商品を含むブログを見る 50分に満たない短めのアニメ映画なんだけど、見るたびに作家が表現する世界観に惹きこまれます。 ゲームだと、「風ノ旅ビト」とかですかね?

    一生懸命見る作品と惰性で見る作品 - しっきーのブログ
    sig
    sig 2016/01/21
  • 2020年東京五輪と『失敗の本質』 - しっきーのブログ

    「成功」した事例の共通要素を抽出して「こうすれば成功する!」という方法は、楽にできるしわかりやすいので、自己啓発書やコンサルなんかがよく使いたがる。しかしその「成功」は、同じ方法をとった大勢の中から偶然成功したもの、つまりジャンケン大会やビンゴ大会の優勝者に、その勝利の秘訣を聴くようなものだったりすることが多い。 多くの人が自分の成功の理由と方法を喧伝したがるのに対して、「なぜ失敗したか」は往々にして闇に葬り去られる。失敗とは恥であり、世間に晒される前に隠したくなるものであるからだ。だからこそ「なぜ失敗してしまったのか」の事例研究の価値は高い。大東亜戦争という日の巨大な「失敗」に目を向けたのが『失敗の質』という名著である。 失敗の質―日軍の組織論的研究 (中公文庫) 作者: 戸部良一,寺義也,鎌田伸一,杉之尾孝生,村井友秀,野中郁次郎出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 199

    2020年東京五輪と『失敗の本質』 - しっきーのブログ
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    sig 2015/08/04
  • 『ゼルダの伝説 時のオカリナ』ゼルダみたいな空気を感じて - しっきーのブログ

    ゲームを起動するたびに流れるタイトルムービー、実際にゲームをプレイし、その世界を冒険するにつれて、『時のオカリナ』のすべてが、その一分半に満たないムービーに、そこにある空気に集約されていくのを感じることができる。 ゼルダの伝説 時のオカリナ オープニング - YouTube ゲームのタイトルにしては、異様なほど暗く、静謐な幕開け。月が沈み、愛馬エポナの足音が静けさを強調する。移り変わる空の色合い。タイトルのロゴが浮かび、朝もやをかき分けながらリンクが平原を駆ける。オカリナの澄んだ音色が、世界に染みわたるように響く。 比類のない美しさ、深さ、気高さ、質感。当時にしては革新的だったとしても、『NINTENDO64』の限られた容量で、テレビに近づけばドットが判別できるほどのポリゴンで、雑味の混ざる電子音で、どうしてこのようなことが出来たのだろうか? このムービーだけを見てもピンとこないかもしれな

    『ゼルダの伝説 時のオカリナ』ゼルダみたいな空気を感じて - しっきーのブログ
  • コンシューマーゲームがこの先生きのこるには - しっきーのブログ

    概要 製品を有料で売ることが難しくなった 任天堂のアミーボは「いいわけ」 ゲームというコンテンツ自体がユーザーの創作を促すプラットフォームになるべき 「コンテンツ」がそれぞれにとって切実な時代に 最近低迷している大手の家庭用ゲーム会社がこの先生きのこる方法について書いていく。その方法は、一言で言ってしまえば、ゲームというコンテンツの世界観を、ユーザーが創作を行うためのプラットフォームにすることだ。以後、長くなるが、詳しく説明していく。 製品を売ることが難しくなった ソーシャルゲームは好調だが、コンシューマーゲーム(家庭用ゲーム)をメインに作っている会社はあまり景気がよくない。すでに市場規模はコンシューマーよりソシャゲのほうが大きい。その理由は色々あるにしても、一つは、デジタルコンテンツの料金は無料に近づいていき、すべてのコンテンツは無料との競争を強いられるからだ。(参考:クリス・アンダーソ

    コンシューマーゲームがこの先生きのこるには - しっきーのブログ
  • 【ICO】冗長なゲームという逆説【ワンダと巨像】 - しっきーのブログ

    ゲームはクリアしなければいけないものだと思っていた。今はゲームをやる時間がなくて困っているが、当時の僕は時間だけがたくさんあり、買えるソフトは限られていた。否応なく一つのゲームをやりこむようになる。買ったゲームをクリアしないままにしておくなんてもってほのかだった。 とにかく、一度買ったゲームとはとことん付きあおうと思っていた。クリアするまでは絶対に攻略も見ない。そういったやりかたでゲームと向き合えたのは幸運だった。お金を出して買ったゲームは意地でもクリアする。そういう心構えは大事だと思う。オンラインゲームやソーシャルゲームに見られる基料金無料なんて、とんでもない話に思える。 ICOを買ったのは中学生のころで、ゲームショップで中古品を漁っていて、手にとった。中古にしてはそれなりの値段がしたはずだが、どういうわけか、パッケージの絵が気に入ってしまったのだ。風車と、長く伸びる二人の影。そのと

    【ICO】冗長なゲームという逆説【ワンダと巨像】 - しっきーのブログ
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    sig 2014/06/15
  • ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス - しっきーのブログ

    Legend Of Zelda:Twilight Princess Trailer November ... かつて、これほど待ち望んでいたゲームはなかった。このトレーラーを何度見たかわからない。「風のタクト」から3+1年。発売が1年延期になったのは残念でもあったけど、ますます期待が高まった。当時僕は高校受験真っ最中でもあり、親にブチ切れられたけどそんなのまったく気にしなかった。新作ゼルダを待望する気持ちにはちょっと異常なものがあったと自分で思う。でも、同じような人は他にも多かったんじゃないだろうか。 ゼルダシリーズには僕みたいな熱狂的なファンがいるし、海外でも、と言うより海外でこそ、とてつもない人気がある。そして、「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」ほど、多くの人間の期待の熱量にさらされたゲームソフトはないのではないか。それは「時のオカリナ」以来の正統な続編への期待であり、GC末期の

    ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス - しっきーのブログ
    sig
    sig 2014/05/24
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