8月末、東京・御茶ノ水のデジタルハリウッド大学東京本校において「デジハリ×FANWORKS共催セミナー インディーズアニメ進化論 〜ネットアニメの過去・現在・未来〜」が催された。このセミナーは、インディーズアニメのなかでもとくに「ネットアニメ」「Webアニメ」(※)と呼ばれている、個人制作規模のデジタルアニメーションを取り上げたもので、各分野の識者によって、成長が著しいネットアニメ業界の現状報告と意見交換が行われた。 ※:なお本稿ではイベント名に従い、表記は「ネットアニメ」で統一した。 まずはプロデュース会社・ファンワークスの服部氏が登壇。同社がプロデュースを手がけ、現在人気を博しているラレコ氏制作のネットアニメ『やわらか戦車』を例に、ネットアニメビジネスの現状報告が行われた。『やわらか戦車』については商品化の提案が50社以上からあり、現在は15社ほどの企業から食玩、ぬいぐるみ、Tシャツな