5000万台の携帯電話が1分ごとに発信する位置情報を、32台のサーバで処理できることを確認したという。 NECは10月26日、大量のセンサから収集した“ビッグデータ”を高速処理できる技術を開発したと発表した。試験的に構築したサービスにおいて、5000万台の携帯電話が1分ごとに発信する位置情報を32台のサーバで処理し、毎秒250万件のデータを処理できる性能を確認したという。 開発した技術では、フロー型のアーキテクチャを採用し、ビッグデータをストリーム処理できるようにした。予めサーバ上に保持しているデータの配信条件を基にして、ビッグデータの中から必要なデータのみをマッチングによって処理することにより、リアルタイムな情報提供を可能にしたとしている。 また、データのマッチング処理ではサーバの追加に比例して性能を向上できるスケールアウトアーキテクチャも採用する。構造をP2Pにすることで、配信ルールを