北海道新幹線が開業した2016年3月から函館市で実施されていた傘の無料貸し出しサービスが、2017年3月末で廃止されることになった。用意した2300本のビニール傘のうち2100本が未返却となったことなどが理由だという。サービスを実施していた北海道新幹線新函館開業対策推進機構(以下、新幹線機構)の担当者はハフィントンポストの取材に対し、「善意のリレーが続けば、サービスは続いていたかもしれない」と語った。 担当者によると、この無料貸し傘サービスでは、事業を介した2016年3月26日当初、1000本の傘を用意。JR函館駅や、五稜郭両駅など市内6カ所に貸し傘スタンドを設置し、無料でいつでも手に取ってもらえるようにした。100円の傘では壊れやすいかもしれないと、当初は市販価格500円程度の傘を用意。返却先は借りた場所とは別のスタンドでも良いとしていた。