「潰れるどころか絶好調」レンタルビデオの雄だったゲオが、「古着ビジネス」で見つけた新しい鉱脈 あの「セカスト」が世界のファッション最先端・ロス、NYで絶賛されるワケ だからといって、顧客に潜在的な欲望がないわけではない。査定額に納得のいかない顧客や、売れずに突き返された服を抱え、不満を抱く顧客も多いはずだ。アメリカのリユース市場は、店側の都合で展開されており、顧客の要望に応えられていない――。 セカンドストリートの仕組みを日本から持って行けば勝てると、菊地さんは確信した。 他社がマネできない、日本独自の「空気を読む査定」 型式もなく、カテゴリーも無限にある古着。古着大国であるアメリカになかった査定の仕組みを、セカンドストリートは「非常に日本的な方法」で、独自に構築していった。 「この商品はこの価格で売れるという中心価格をまずは(スタッフに)教え込んでいくんです。すると、前にあの商品がこのく