国立大比較 財務ランク1位は阪大…「コストで差」東大6位 全国83国立大学法人の財務総合ランキングを国連大学職員の大西好宣さんと依田武和さんが作り、国立大学マネジメント研究会の会報に発表した。 2人は海外からの留学生支援の一環で、大学の財政を調べている。分析は、各大学が公表している2005年度の財務諸表などのデータを使用。収入規模を示す経営収益や、土地建物などの総資産、総収入に占める国の運営費交付金の比率、研究活動の活発さを示す教員1人当たりの研究経費、大学付属病院の収益性を示す診療経費比率など、21項目を点数化して比較した。 総合大学と単科大学など、条件の違う大学を単純に比較するのは難しいが、財務内容の良い大学は、資金を借り入れて研究や教育のために投資でき、将来の発展の余地が大きいと言える。逆に財務内容の悪い大学は、新しいことに挑戦しづらく、単独の生き残りが困難になる危険性もある。 ラン